名古屋の地下鉄に謎の鏡 いったい何に使うのか?
名古屋の地下鉄の車両には、ドア横に鏡が付いている。上京するまでは意外と「あって当たり前」と思っていたのだが、この鏡の存在は意外と特殊であることが判明したのは筆者が上京してからのこと。それゆえに、上京した際にけっこう驚いたことの一つに、電車の出入り口付近に鏡がないということがあったのである。
で、この鏡。高校時代から浪人にかけての4年間、名古屋の地下鉄を使い続けたのであるが「有効的な使い方」をされているのをお目にかけたことはついぞなかったのである。
化粧を直すOLもいなければ、髪型を直すサラリーマンもいない。鼻毛を抜くおっさんももちろんいない。せいぜい高校生なんかが覗き込んで軽く髪型を直す程度だ。だって、もろに後ろからも覗き込まれる状況で、意気揚々と髪型を直したり化粧直しができるほど、肝の据わった人はそうはおるまい。
大学時代に帰省した際、悪ふざけ半分、鏡を使って髭を剃ったことがあるんだが、強烈な視線を感じたのは言うまでもない。あの鏡の有効的な使い方を知ってる方がいたら、ぜひ教えてほしいものである。
文/テポドン(本誌)
― やっぱり名古屋はガラパゴスだった…【4】 ―
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