「ご飯を食べさせてくれる男を募集」貧困女子大生が手を染める裏バイトとは?
「私、本当にお金がないんですよ。ずっと居酒屋とカフェのバイトを掛け持ちしていますけど、それでも家賃を払ったら生活はカツカツ。もっとバイトを増やしたら今度は学校の勉強にもついていけなくなっちゃう。一時は風俗も考えたんですけど、踏み込む勇気がでなかったんですよね……」
そう話すのは都内の女子大に通うA子(21歳)だ。東北の実家から進学のために上京して3年。学費は奨学金などで賄って工面しているので、親からの仕送りなどは当然期待できない。サークル活動や合コンなど華やかな遊びとも無縁のまま、アルバイト先と学校を往復する生活を続けてきたという。
「でも去年、体を壊してバイトをしばらく休んだんです。そしたら一気に生活が苦しくなって、本当に食費すらなくなっちゃったんです。親からお米とかは少し送ってもらったけど、それ以外にかかるお金もあるしどうしようって……。そこで、ネットでいろいろ調べていたら、サイトでパパを見つける方法にいきついたんです」
出会い系サイトで相手を募り、即席の愛人を探す。幸か不幸か最初に知り合った男性は「お金持ちの30代後半の既婚者で、月に20万円もサポートしてくれた」という。
「エッチのありなしに関わらず、彼は月に必ず20万円もくれる人だったんです。それだけじゃなく、奥さんの目を盗んで箱根の温泉に行ったり、フレンチを食べさせてくれたり、すごくいい人でした。そのときは、今まで体験したことのない、華やかな生活をしていましたね」
しかし、そんな愛人が単身赴任でアメリカにわたってしまう。パトロンを失った彼女は、次の愛人を見つけようと試みたが、そんな“好条件”の人は現れないという。
「だから今は、『ご飯だけ食べさせてくれればいい』という条件に変えているんです。今年に入ってからそれで5人と会いました。でも、本当にご飯を一緒に食べるだけですよ。そのあとにホテルに行こうとか言われることもありますけど、『何回か会って気が合ったら考えましょう』とか言ってごまかしたり。ガッカリされて二度と会わない人がほとんどですが、そしたら次の男の人を探せばいいだけ。『ご飯だけ』って条件を出しているのに、勝手にそれ以上のことを期待して寄ってくる人がいっぱいいますから(笑)」
この日の財布の中身は3000円ちょい。自分がデート代を負担する気は当然なく「携帯代を払ったから、今月使えるお金はほとんどない」という。
「だからサイトで会ってご飯を食べさせてもらうときは、できるだけ大目に食べてます。これからまた居酒屋のバイトなので、食いだめしておかなきゃ……」
肉を頬張りながらそう話す姿からは、たくましさすら感じさせる。「就職したらやめると思うけど、しばらくはコレで生活を凌ごうと思います」と言うが、本当に危険な目に遭ってからでは遅いのではないか……。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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