愚息の元気のなさを嘆く四十路の男子は少なくない。私の周りの40オーバー連中も口を揃えて「いやぁ～最近はとんとご無沙汰だよ、ハハハ（乾いた笑い声）」と漏らす。ここでただ単に共感するだけなら、それは誰でもできることだ。しかしながら私の仕事は週刊誌の編集。この類いの話が出ると、それとはなしに何がどう元気がないのかと、愚息事情を根掘り葉掘りと聞いてしまう。そこで聞かれた話のベスト3はこちら。 ・勃起力（硬さ）が弱くなった ・勃起力（硬さ）が弱くてなかなかイクことができない ・朝勃ちがなくなった 　う～ん……身につまされることばかりである。だが、よく考えて欲しい。プロ野球選手だって40代になればベテランを通り越してヘタすればロートル扱いである。20代より30代、30代より40代と齢を重ねるごとに球速が上がり、キレが増す選手などいない。 　あるAV男優が言っていたのだが「そもそも40代になって20代と同じセックスをしようと思うことが全ての間違いの始まりなんだよ」と。おっしゃることは、ごもっともである。だが、男とは常にそそり勃つイチモツの硬さに己の強さと自信を感じる生き物である。死ぬまで性春、もとい青春を謳歌したい生き物。なんとか永遠に勃ち続ける男性自身を手に入れることはできないかともがくのも、これまた男の悲しい性である。 　そんなおり、春先に私、テポドンはSPA！の袋とじで絶倫企画を担当したのであるが、その際にインタビューをしたAV男優の吉村卓氏から「あかひげ薬局のニュースーパージンクがすごい！　精子がオシッコみたいにビュービュー出るんだよ！」と聞き、後日商品撮影のためにあかひげ薬局を訪れたのだが、そこで目にしたのは、なんと1本15万5520円という強烈なお値段のサプリメント、その名も龍虎源。 　ものは試しに……と、手に取らせて頂き、成分表示を見るとそこには、マムシ、スッポン、ハブ、ウミヘビ、マカといった絶倫オールスターズに加え、コブラ、馬睾丸、イッカク、オットセイ、カマキリ卵と、これまでの絶倫サプリメントは少年野球だったと思わせるようなメジャー一流絶倫軍団がこれでもかと名を連ねる。 　キクんですか？ 　この質問に店長はニヤリ。「ならば一本お試ししてみますか」と試供品を渡してくれたのだった。 　そんな龍虎源を初めて飲んだのは、早朝から取材だ撮影だとスケジュールがギッシリ詰まった8月のある日のことだった。寝不足気味で夏の暑さで疲れも取れず、朝から憂鬱だったのだが、ふと龍虎源を思い出し一服キメたのである。味は苦みの強い鰹節といった感じで、そんなにマズくはない。以前、沖縄でイラブ（※ウミヘビ）の粉末をごはんにかけて食べたことがあるのだが、それに近いものを感じた。効果が現れたのは飲んでから40分ほど経った電車内のことだった。 　あれ？　妙に体が軽い……。 　朝からなんとなくあったダルい感じがスッと消え、階段の上り下りなどが妙に軽やかにできるのだ。軽く興奮状態になっていると言えば、その通りなのだが、エナジードリンクを飲んだときよりもナチュラルな感じでハイになっている……とでも、言ったところか。 　その後、朝と夜に小さじ1杯づつ飲むように心がけたのであるが、効果を実感できるようになったのは4日後くらいからだ。あくまでも私個人の感想だが、飲む前と比べて変わったことをまとめてみた。 ・あまり疲れを感じなくなった ・寝不足気味でも寝起きのスッキリ感が出るようになった ・代謝が上がったのか、汗をすごくかくようになり、サラサラ汗がたっぷり出るようになった ・深酒しても二日酔いしなくなった 　と、ここまで書いておいて、おいおい絶倫というくらいなのだからアッチの方はどうなんだ？というツッコミが入りそうなので、そろそろ話を下に落とそう。