更新日:2022年10月29日 01:49
エンタメ

松重豊「テレ東は大晦日を捨てたな」 孤独のグルメ大晦日SPが放送決定

「大晦日の夜の22時に『孤独のグルメ』。普通は『紅白』ひねって『ガキ使』。テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」  そう語るのは俳優の松重豊。なんと、12月31日の22:00~23:30、『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』(テレビ東京)の放送が決定したというのだ。グルメ漫画ブームの火付け役となり、いまや世界各国で愛されている人気作『孤独のグルメ』(原作・久住昌之、作画・谷口ジロー)。輸入雑貨商を営む主人公の井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリー。テレビシリーズ放送開始から6年。松重豊は主人公の“五郎さん”こと井之頭五郎を演じている。
孤独のグルメ

(C)テレビ東京

 テレビ東京の川村庄子プロデューサーは「2年連続で年始にスペシャルを放送させて頂きましたが、今回はいよいよ最強番組が揃う『大晦日の夜』放送と聞いて、スタッフ一同に一瞬緊張が走りました。とはいえ、そこはいつも通り気負わずに、ほっこり至福のおいしい時間をお届けします」とコメント。では、気になる内容とは……。  『孤独のグルメ』のスペシャルといえば、五郎さんの出張先も見所のひとつだ。今回訪れるのは、瀬戸内地方だという。  師走に大忙しの五郎さん。今年最後の2日間、四国地方から瀬戸内海を渡り中国地方へ。その間にも地元飯からパワー飯まで様々なグルメを堪能する。そして大晦日の夜遅くに帰京した五郎さんの今年最後の食べ納めとは……!?  ちなみに、松重豊は「舞台となる瀬戸内エリアの思い出やイメージ、楽しみにしていることは?」と問われると、「年越し蕎麦の時間ですが、うどんの美味い処がある。井之頭五郎は下戸ですが、お酒の旨い場所がある」と返した。
孤独のグルメ

(C)テレビ東京

 また、今回は番組の冒頭にて、シリーズ初の試みとして生中継を実施する。原作の久住昌之が登場し、『孤独のグルメ』について語る予定。  今年も残りわずか。大晦日の夜は何を食べて過ごそう。やっぱり定番の蕎麦か、いや、食べ納めは豪勢にいくべきか……。そんなことを考えていたら「もう腹が減って死にそうなんだ」。そんな五郎さんのつぶやきが聞こえてきそう。しかしながら、松重豊が最後にこう付け加える。 「もし大晦日のその時間に、この番組を見てお腹が空いても、開いてる店はほぼありませんからね、悪しからず」 <取材・文/藤井敦年、写真提供/テレビ東京>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
【番組概要】
タイトル:『孤独のグルメ大晦日スペシャル〜瀬戸内出張編〜』(仮題)
放送日時:2017年12月31日(日)夜10時〜11時30分放送
主演:松重豊 
出演:久住昌之(番組紹介コーナー・生中継にて放送) 他
原作:『孤独のグルメ』 作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊SPA!)
放送局:TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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