おじさんがSNSでバカにされないために…山本一郎氏が提言
「今すぐSNSを辞めた方がいいタレント・文化人」で触れたように、意図せず燃える炎上ほど悲しいことはない。
一般人の場合は著名人ほど炎上しないにせよ、その代わりに「あの人のツイート痛いよねー」、「わかる! 私、ブロックしてるよ(笑)」などと酒の席で笑いものにされるのが世の常だ。特に、情報弱者たる“おじさん”にとってSNSは地雷原にも等しい。旅行先の空港で投稿しようものなら「エアポートおじさん」と揶揄され、バーでカクテルを投稿しようものなら「酒に酔う前に自分に酔ってる(笑)」と嘲笑され……。
そんな危険な中高年のSNSとの付き合い方を作家の山本一郎氏は、こうアドバイスする。
「実名制で社会的地位を明かすフェイスブックが中高年のマウンティングツールとして一世を風靡しましたが、その反動として、フェイスブック上でのマウンティングに対するアレルギー反応も一般化しています。ですから、ちょっと意識高めな投稿をしただけで『またマウンティングっすか』と炎上するリスクがある。
その点で、昨今はツイッターに回帰する中高年が増えています。ただし、ツイッターだから好き勝手書いていいというわけではなく、ノイズを減らす努力を怠ってはいけません。基本的には、自分が知っている世界をきちんと書くこと。『~~だと思います。』的な何の意味もない感想でタイムラインを埋めていると、フォロワーもリプライもない砂漠のようなアカウントが仕上がるだけです」(山本氏)
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