整形に2000万円かけたキャバクラ女社長・桜井野の花「SNSはネガティブな方が共感が得られる」
歌舞伎町のキャバクラ『N』のキャスト兼オーナーであり、雑誌モデルとしても若者たちから絶大な人気を誇るカリスマ女社長、桜井野の花さん。4月22日には2店舗目となる『桜花』をオープンさせる。
SNSではメイク前のすっぴんや整形の過程を公表したYouTubeが話題となり、破天荒なキャラクターにも思えるが、物事を達観した論理的な思考にはビジネスマンからも感嘆の声が多くあがっている。彼女が掴んできた成功は、たんなる偶然ではない。今回は、ビジネスマンにも応用できる仕事のコツをうかがってみた。
会社員であれば、課題やノルマに追われている人も多いと思うが、目標を達成するために意識するべきことは何だろうか。モチベーションを保ち続けるのは非常に難しい。
「世の中には無駄なことも多いんですが、常に“今後の自分のため”って思うようにしています。たとえば、学校で数学の公式などを覚えたところで、使う機会なんてないじゃないですか。でも、課題から得る知識が役に立つかどうかではなく、“与えられた課題やノルマをこなすクセをつける”ことが大事なんです。他人から与えられた課題を妥協せずに、ひとつもこぼさずにこなし続けると、『絶対にやり遂げる』というマインドやメンタルが養われるんです。だから、すべて自分のためになっている」
桜井さんは、ここまで成功したことの自己分析として、“続けること”の大切さを説く。
「今はすぐに仕事を辞めたり諦めちゃう人がほとんどで、物事を続けられない人が多い。特に歌舞伎町や繁華街にいる人は大学生や受験勉強をやってきた人が少ないんですけど、目先のことばかりで、長期的に見ることができない人が多いんです。そのなかで、私は当たり前のことを当たり前にやって、それを続けてきたというだけ」
当たり前のことを当たり前にやるとは、具体的にはどういうことか。
「たとえば、グラスを割ってしまったときに、謝りもしないでササッと片付ける人がいるけど、本来は謝ったり、相手に怪我がなかったか気遣うのが普通だと思うんですが……夜の世界ではプライドが高い人が多いのか、なかなか謝れない人が多い。謝るのはゼロ円。謝って済むことならすぐに謝ったほうがいい。今は当たり前のことを当たり前にできない人が多いんですよね。
あと、キャバ嬢はプライベートでうまくいかないと、顔に出る人が多い。私の場合は、仕事やお金で問題が発生しているときは、それを出さないようにしているんです。お客さんからは『裏表なく、素っぽいよね』って言われますが、本当は裏表だらけで。たとえ、裏でトラブルがあったときでも、接客のときは仕事モードにスイッチが切り替わっている。でも、あえて素っぽく、悟られないようにしているんです。お客さんから私といる時間に対してお金を払ってもらっているわけですから」
与えられた課題を確実にこなすクセをつける
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
記事一覧へ
記事一覧へ
●4月22日(月)オープン予定『桜花』
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-3 梅村ビル7階
電話番号:03-6278-9922
●桜井野の花
YouTube:桜井野の花TV
Instagram:nonoka199148
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ