不登校YouTuber・ゆたぼんは幸せ?不幸?――ひろゆきの考えは…
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
▼「不登校は不幸じゃない」10歳ユーチューバーは幸せか?
学校に通わないことを宣言し、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」との動画を発信する10歳のユーチューバー『少年革命家ゆたぼん』。その言動にツイッター上では賛否両論が巻き起こっているが、その背景に見え隠れする親の存在に「義務教育すら終えられないことが不幸そのもの」「大人の食い物」など親の責任を追及する声が……
少子化対策で「子供が産まれたら1000万円(※1)を配る」って話をすると、「カネ欲しさに子供をつくる親が出てきたら子供がかわいそう」とか育児放棄の問題が出てきますけど、親がおかしいなら役所や社会が全寮制の学校で引き取るとかの仕組みにすればいいと思ったりしています。
んで、話題の10歳の不登校ユーチューバーですけど、子供の不登校(※2)はしょうがないし、必ずしも学校に行く必要はないと思いますけど、親は子供に「教育を受けさせる義務」があるわけで、集団生活の経験や知識などもあるので学校に行ったほうがいいと思ったりしています。
「学校の勉強は役に立たない」って意見も、役に立たない勉強はあるものの、例えば算数ができないとまともな仕事に就けないわけです。アメリカだと、自宅学習教材や支援するNPOとかがあったりするので、自宅学習はそれほど珍しくもないんですけど、日本にはそういうのが普及していないんですよね、、、
んで、10歳のユーチューバーも自宅学習をしているという話が出てこなかったりするんですけど、もし「学校に行かなくてもいい」というのであれば、「他の方法で勉強できる」ってことを示すべきじゃないかと。んでも、親がおかしな人だとそういうこともできないので、かわいそうな家庭に育っちゃってるなぁ、、、と思うのですよ。
5人姉弟でユーチューバーとして活動していた17歳の姉(※3)もいるようですけど、一緒に沖縄移住しなかったようで、それを父親(※4)が「わがままで贅沢な長女が抜けた事で、家族会議もスムーズ」とブログに書いたり、母親もプロフィール(※5)に「夫と子ども4人の家族6人」と書いたりで、長女がいなかったことにしているんですよね。他にも、子供をダシにお金を稼いだりしていて、なんだかなぁ、、、と。
頭のおかしな親の子育てより、社会による子育てのがマシ
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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