20年前の浮気が妻にバレていた…許してもらえたワケとは?
浮気をしても嫁や恋人にバレていないと思っている人は多いかもしれないが、浮気の事実を知りながら、相手が何も言わないケースもある。
インフラ関連会社に勤める吉塚昭介さん(仮名・49歳)は、2年前に出かけた結婚25周年の旅行中、隠し続けていた過去の浮気が実はバレていたことを知らされる。
「息子が2泊3日の温泉旅行をプレゼントしてくれたんですが、2日目の晩に妻が『あなた、昔浮気してたでしょ』って急に言い出したんです。何の冗談だよ、って返すと今度はある女性のフルネームを口にして私は茫然としました。20代後半の一時期、付き合っていた浮気相手の名前だったからです」
ちなみに相手は取引先に勤めていた年下の女子社員。吉塚さんのことを気に入ったらしく、誘惑に負けて男女の関係に。だが、妻と幼い子供をこれ以上裏切るわけにいかないと半年後に関係を清算。それからは妻一筋を貫いていた。
「20年も前のことですが、時効などとは口が裂けても言えませんでした。この状況でごまかし通せるほど妻はバカじゃありません。その場で妻を裏切ったこと、ずっと隠していたことを頭を下げて誠心誠意謝りました」
だが、妻は浮気されたことを怒っているわけではなかった。
「浮気していたことは、私とも面識のある彼女の友人が教えたそうです。妻は浮気相手のところに行ったそうですが私から別れを切り出され、関係を解消していたことを聞いて自分の胸の内に閉まっておこうと決めたそうです。けど、だったら何でそれを結婚25周年の節目に突然言い出すんだとも思いましたし、妻の真意がわかりませんでした」
困惑する吉塚さんに対し、妻は「私もあなたにずっと黙っていたことがあるの」と切り出す。それは2人が付き合い始めたとき、妻には本命の恋人がいたというものだった。
「つまり、私が二股交際の2番目の相手だったということです。本命彼氏が別の女性とデキてしまい、結果的に私が一番手に昇格して結婚した、という内容のことを聞かされました。見方によっちゃ妥協ってことじゃないですか。言わなくてもいいことを聞かされ、私が浮気したことへの意趣返しかと思いました」
しかも、妻の告白はこれだけに留まらない。付き合った男性はおよそ20人、肌を重ねた男性はそれ以上いたと聞かされ、これには吉塚さんも衝撃を受けた。
「私は妻のことを清純で恋愛経験も少ない女性だと思っていて、本人からもそう聞かされていたんです。私なんて経験人数は浮気相手を入れても5人なのに妻はその4倍以上ですからね。すべて独身時代の話とは言ってましたけど、妻とは同じ年で結婚したのは23歳のときです。にもかかわらずその人数の多さって、どんだけ奔放な青春時代を送ってたんだって思いましたね」
夫の浮気を知りながら、知らないフリをした妻
妻も夫に衝撃のカミングアウト
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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