更新日:2023年04月25日 00:19
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日常に潜む意外なEDリスク…硬いイス、長距離通勤は要注意

―[病気になる職場]―
 我々が人生の多くの時間を費やすのが“職場”。昨今、働き方改革が叫ばれているが労働環境改善の兆しはいまだ見えず、劣悪な環境で心身がボロボロになってしまうことも。それどころか医師に話を聞くと、意外なところにも人生を見失うリスクがあることが判明した。
病気になる職場

支給される「イス」に病気のリスクが潜んでいる場合も…

オフィスのイスが硬いと勃起不全のリスクがある

 支給される備品に病気のリスクが潜んでいる場合がある。長い時間を共に過ごす相棒、イス。そのリスクを、泌尿器科医の平澤精一氏が次のように解説する。 「イスが硬いのは要注意。硬いイスに座ると、前立腺が物理的に圧迫され、前立腺の炎症や前立腺肥大症の悪化を引き起こします。そして前立腺に問題があると、当然勃起にも悪影響が出ます。望ましいのは、座席部分にドーナツ形の円座クッションを置き、股間とイスの間に空間をつくること。  これなら、イスが硬くとも圧迫を防げます。ちなみにイスだけではなく、自転車通勤の人にも同様のリスクが。サドルにまたがる時間をなるべく減らしましょう。外回りで営業車に乗っている時間が長い場合も気をつけてください」
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硬いモノが股間に当たるのを防ぐため、円座クッションなどを利用すべし。ブリーフやスリムパンツなどタイトな衣類も避けるのが無難

飲み会やランチにもリスクが…

 続いて、股間にも悪いのが飲み会。お酒を飲みすぎると勃たなくなるとはよくいうが……? 「『ビールを飲みすぎると男性ホルモン値が下がる』という研究報告があります。これは、ビールの原材料のホップに、女性ホルモンに似た働きをし、男性ホルモンのテストステロンの分泌を邪魔するナリンゲニンという物質が含まれているため。350mlが目安。飲みすぎに注意です」  夕食時だけでなく、ランチにも危険はつきまとう。休憩時間が短かったり、オフィス周辺に飲食店が少なかったりすると、つい昼食をコンビニメシで済ませてしまいがちだが……。 「男性機能を正常に保つためには、牡蠣などに含まれる亜鉛が欠かせません。しかし、加工食品には、亜鉛の吸収を妨げる効果があるフィチン酸が多く含まれているんです。いくら亜鉛を摂取しても、加工食品を食べている限り、男性機能は低下していってしまいます」
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長距離通勤もリスクに…
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