現役アイドルが風俗勤務を公言。「その気になったら裸で触れ合える」の真意を本人に聞いてみた
アイドルにおいて、“一緒に○○出来る”というキャッチコピーがブームになって久しいが、その類いはぶっちゃけ掃いて捨てるほどいる。よほどのことでもなければ驚きもしない。そんななか、Twitterのプロフィールに“その気になったら裸で触れ合える”と明記するのは山村茜さんだ。
筆者も現役グラビアアイドルだが、よっぽど売れていなければ食べていくことが難しい現実を知っている。たしかに、実は風俗で働いている人も多いのだが、それを堂々とオープンにしているのは(恐らく)彼女だけじゃないだろうか。
「10年前くらいかな。もともとはグラドルをやっていたんです。でも、本当に儲からなくて(苦笑)。いきなり撮影やオーディションが入るから、アルバイトもなかなか出来なかった。派遣とか深夜のデニーズで働きながら生活費を稼いで、なんとか生きているって感じでした」
慎ましく芸能活動とアルバイトを続けていた山村さんだが、どのような経緯で風俗の世界に入ったのだろうか。そのキッカケは、元風俗嬢で作家の(故)菜摘ひかるさんの本を読んだことだった。
「菜摘さんの本が大好きだったんですよね。菜摘さん自身が風俗で働くなかで体験したことが鮮明に書かれていて。それで風俗という仕事を知りました。直感で思ったんです。『あ、私にもこの仕事出来るかもしれない』って」
そう思い立った2時間後、新大久保のデリバリーヘルスに面接希望の電話をしていたという。
「もしも嫌だったら1回で辞めればいいし、とりあえずやってみようと。でも翌日お店に行くまではすごく緊張しましたね。風俗店の従業員もお客さんも、どんな人か想像がつかなかったから。やっぱり内心、『怖い人がいたらどうしよう』とか『海外に売られてしまったらどうしよう』って不安もあって。駅のロッカーに財布や貴重品を預けてから、携帯だけ握りしめて面接に行きました(笑)」
しかし、実際に従業員と会って話を聞いてみると、そんな不安は吹き飛ばされた。とても穏やかで優しい人だったという。そして面接を無事に終えた彼女は、初出勤を迎える。
「普通の仕事って何? どんな仕事でも良いことも嫌なこともある。みんな一緒じゃない?」
そう、山村さんは現役タレント・地下アイドルでありながら、現役風俗嬢でもあるのだ。いったい、彼女はどのような経緯で風俗の道に入ったのか。そして、それを公言することに躊躇はしなかったのか。本人を直撃した。
「嫌だったら1回で辞めればいい」と思っていた
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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