更新日:2023年05月23日 16:57
恋愛・結婚

バレンタインで修羅場に…もらったチョコが高級メーカーとは露知らず

 義理チョコを禁止する会社も増えつつある昨今だが、カップルや片思い中の人にとって、「バレンタイン」はいまだにビッグイベントのひとつと言える。日頃の感謝や愛情を伝え、より仲が深まれば何よりだが、相手との間で温度差に開きがあることも。実際、良い思い出ばかりでもないようで……。

もらったチョコが高級メーカーとは露知らず…

チョコ

※画像はイメージです(以下同)

 会社員の智也さん(29歳・仮名)は、去年のバレンタインで彼女を怒らせてしまったという。 「彼女とは2回目のバレンタイン。1回目は手作りチョコで、去年は買ったチョコだったんです。僕はあんまり甘党でもないし、チョコはくれなくてもいいぐらいなんですが……。一応、恋人同士にとっては“お決まりの行事”ですよね、バレンタインって」  いったい、何があったのか。仕事終わりのデートでチョコをもらい、智也さんはその場で箱をあけて、すぐに食べきったという。しかし、その行動が彼女の逆鱗に触れてしまう。 「すごい小さな箱で5個しか入ってなかったんで、『ありがと!』って伝えてからパクパクと食べきってしまったんですよ。そんな小分けに食べる量でもないかなぁと思って。そしたら彼女が『ちょっとーーーー!』って、いきなり声を荒げたんです。何にも悪いことしてないのにどうしたんだろう? って不思議に思っていたら、『何で食べちゃうの!?』って睨みつけてきたんです」  なんと5個しか入っていなかったチョコは、“本命チョコ”と名高い某高級チョコでお値段は5000円だったそうだ。 「彼女としては、もっと味わって食べて欲しかったらしく、1個くらいは自分で食べたかったみたいなんですよね。僕もそんなお高いチョコって知っていれば、あんな食べ方はしなかったです。“誰でも知ってる”って思ったみたいですが、男はそんなにチョコ詳しくないですよね。『1時間も並んだのに~!』って怒られても、正直知らなかったから……でも、申し訳ないことしました」  確かに甘党でなければ、チョコのメーカーまではわからないだろう。チョコの価値がわからなかったゆえに、しくじってしまったのは智也さんだけではない。

「バレンタイン制度を廃止して欲しい」

 大河さん(37歳・仮名)も彼女から有名メーカーのバレンタインチョコをもらったことがあるという。 「箱が2段になっていて、引き出し(?)みたいなのまでついている、いかにも“本命チョコ”。すごくうれしくてテンションあがりました」 プレゼント 2段なだけありチョコも沢山入っていたが、1個1個大事に食べて、入れ物も大切にしていたという。そして1か月後、ホワイトデーになり、いざお返しを渡すと……。 「ぬいぐるみ付きのキャンディーセットみたいなのをあげました。会社の子に相談したら『これ、間違いないよ!』って言われたんで」  彼女の喜ぶ顔を期待していたが、お返しを渡した後の第一声は『え、コレ?』だった。 「全然笑わないし、不満そうで何が何だかわからなかったんですが、どうやら彼女のくれたチョコと僕のお返しの額に結構な差があったみたいなんです(苦笑)。僕のあげたやつも7000円ぐらいしたんで、決して安くはないはずなんですが。でも、彼女的には期待以下だったらしく平謝りしました。  それで後日、会社の子に事の顛末を話したら『彼女にもらったチョコ見せて』って言うんで見せたんです。そしたら、『これ多分、お返しに3万~4万円のアクセが正解だわ、ゴメン』って。どちらにせよ、さすがにホワイトデーでそこまでのものを買うつもりはなかったけど、面倒くさいから、いっそバレンタイン制度を廃止して欲しいです……」
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てっきり“本命”だと思っていたのに…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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