ホワイトデーの“お返し問題”、スタバのカード1万円分をあげたのに…
毎日毎日コロナに関するニュースばかりで「それどころではない」という人が多いだろうが、3月14日は「ホワイトデー」だ。
「バレンタインは彼女以外お返しはあげないことに決めました」と話してくれたのは飲食店勤務の弘樹さん(26歳・仮名)だ。
彼の勤務先は都内近郊のおしゃれなダイニングバーで毎夜若い女性客で賑わっている。
「7割が女性客ですね、あとはカップルとか。だから結構チョコくれるお客さんは毎年いるんですよね。とはいえ、めっちゃ義理チョコですけど」
律儀な弘樹さんはチョコをくれた客全員にホワイトデーにお返しをしたそうだ。だが、その中身は一律ではなかった。
「明らかに安そうなチョコの子にはコンビニで売ってるチョコを何個かあげて、高そうなチョコくれた子には可愛いキャンディー。それで個人的に可愛いな~って思ってる子にはキャラクターもののクッキーをあげました」
お返しをあげると皆一様に喜んでくれたという。だが、意外なところでお返しに“差”があったことがばれてしまう。それは――。
「SNSですね。お気に入りの子がインスタで、『○○って店の弘樹クンから』って僕があげたクッキーと自撮りを載せたんです。それを呑気に『可愛いなぁ~』なんて思っていたんですが、翌日来店した常連客にあからさまに嫌な顔されて無視されて。気になって話しかけたら『私にはコンビニのチョコなのにね!』って言われたんです」
なんと弘樹さんのお気に入り客のSNSを常連客がたまたま見つけてしまったというのだ。
「まさかの店長にも呼び出されて怒られましたからね。『わざわざお返しをあげたのは良いことだけど、あげるなら全員に同じもの渡せよ』って。まさかインスタにどこの誰からのお返しって書かれるとも思わなかったけど、女の子っていくつになっても自分が何番かは気になるんですかね~?
そもそも優劣をつけた僕が悪かったんですけど。それにどちらかといえば良いお返しをあげるべきだったのは常連客でしたね……。今年はコロナのこともあってそれどころじゃないから、不謹慎ですが助かりました。お返しは面倒くさいです」
ここ数年、義理チョコが禁止になる職場も増えてきたが、バレンタインという儀式はなくなってはいない。そして、ホワイトデーのお返しに悩み、失敗する男性は毎年必ず存在するのだ。
お返しに優劣をつけたことがインスタでバレて冷や汗
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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