超インドア派の女性記者が「湘南エリア」をひとり散策。陸海空を制覇…
「湘南」と聞いて何を思い浮かべるだろう?「湘南」で画像検索をしてみると、トップに出てくるのは、青空や青い海の向こうに佇む江ノ島の写真。関連ワードとして登場するのは「海」「サーフィン」「カフェ」などの単語、そして「サザンオールスターズ」と、とにかくまぶしい。
「湘南」の画像検索で真っ先に出てくる、湘南スポットの王道・江ノ島。まずは王道を攻略せねばと、江ノ島を目指してみることにした。
鎌倉駅西口から江ノ電に乗車。住宅の裏道のような場所を走り抜けていく江ノ電は、窓の外に手を伸ばすと届きそうなくらい、車両のすぐそばスレスレに民家が迫っている。
鎌倉から江ノ島までは江ノ電で20分程度。インドア生活を送る筆者ではあるが、車窓から海が見えるとついテンションがあがる。江ノ島駅へ降り立ち、駅前の商店街を抜けて海岸へ。
穏やかな晴天のもと、海の向こうにたたずむ江ノ島。海岸なんていつぶりだろうか。久しぶりの外出。太陽の光が眩しい。海岸沿いの階段に腰掛けながら、しばし湘南の海を堪能することにする。
海岸沿いの階段では、お喋りに興じるグループやカップルたち。海にはサーファーたち。画像検索で見たような「湘南」があった。
「これ以上ここにはいられない」と感じた筆者は、どこか落ち着けそうな場所を求めて歩き回る。小田急線江ノ島駅の改札前に、タバコ店に併設された食事処を発見。佇まいに惹かれ、入店することに。
店内は、まるで実家に帰ってきたような気持ちになれる、ほっとできる雰囲気。昔ながらの喫茶店にありそうなメニューに目移りし悩んだ挙げ句、クリームソーダをいただくことに。
お店の方に聞いたところ、こちらのお店、なんと昭和5年から営業しているとのこと。昔からこの地を訪れる観光客相手に、飲み物や軽食を提供していたそうだ。
ちなみに最近は新型コロナウイルスの影響で観光客が激減してしまったとのこと。人混みが苦手な筆者は人の少ない江ノ島はありがたいものの、観光客相手のお店にとっては死活問題。新型コロナウイルスの影響の余波をひしひしと痛感する。
インスタ映えとは程遠く、学生時代も地味なオタク的ポジションだった筆者は、2年ほど前、家庭の事情でこの湘南エリアへ引っ越してきた。やることといえば、一日中パジャマでごろ寝しながらネットサーフィン。外出といえば近所のコンビニかスーパー。とまぁ、「湘南ライフ」とは程遠いインドア生活を送っている。こんな人間でも落ち着ける湘南スポットは果たしてあるのだろうか? と、意を決して外に出てみることにした(取材は3月上旬)。
まずはザ・王道ルート、江ノ電で江ノ島へ…
創業昭和5年の喫茶店で一息つく
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