緊急事態宣言が出た大阪、街に人がいない…休業中のキャバ嬢はメルカリで副業
4月8日から東京と大阪を中心に7都府県に緊急事態宣言が発令された。休業要請を受ける店舗も多い中、大阪の街はいまどうなっているのか? 自宅がある兵庫県も対象内であり外出取材を控えている筆者だが、大阪で暮らす2人の人物に街の様子をリポートしてもらった。
まず、話を聞いたのは大阪でシステムエンジニアとして勤務する山本章人さん(仮名・33歳)。緊急事態宣言が出されてリモートワークを推奨する企業が増えているが、山本さんは今も出社しなければいけない状況にあるという。
「SEといっても僕の場合はサーバー管理なので、在宅での業務はどうしても難しいですね。他の社員が在宅に切り替わったとしても、僕ともう1人のグループリーダーは管理があるので出社するようにと言われています。緊急事態宣言が発令されてから、電車の混雑具合は4割ほど減りましたが、それでもラッシュの時間帯はまだ人が多いというイメージです。
うちの会社は大阪から地下鉄で1駅なので、最近は人混みを避けるために大阪から歩いて会社まで行っています。仕事が終わる時間は日によって違うのですが、会社周辺はオフィス街なのに周りの飲食店は今はほとんど閉まっています。ランチ営業や宅配のみの店もあるのでしょうが、仕事が終わって帰るときに営業している居酒屋は皆無ですね」
そんな山本さんだが、緊急事態宣言を受けてから特に困っていることがあるという。
「デパートやスーパーが営業時間を短縮しているところも多いので、夕飯が困るんですよね。飲食店も開いていないし、営業していたとしても中で食べるのは少し怖い気もしますし……。それに、居酒屋も都内では夜20時までの営業時間短縮を求める方針になったそうじゃないですか。20時に仕事が終わることなんてほぼないし、スーパーもやっていないとなればコンビニで買うしかないんですよね。
元々、不規則な勤務時間で仕事中もほとんど動かないんですよ。今まで、休みの日はジムに行って身体を動かしていたのですが今はそれもできないので……。これから1か月間、運動不足と体調管理だけが心配ですね……」
仕事が終わってからご飯を食べる場所がない…
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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