お受験ママのコロナストレス。発散方法は…男?
コロナの感染拡大によってストレスや不安を抱える人が多い中、今年は特に厳しい道のりともいわれている受験生達。だが、過敏になっているのは親達も同様だ。今回は、来年に子供の中学受験を迎える関西地方に住むお受験ママのマユミさん(仮名・38歳)のその胸の内を聞いてみた。
「現在、中学2年生になる長男と小学校6年生になる次男がいるのですが、子育て、家事とパートに追われる日々です。長男は剣道部に入部しているのですが、これまでは学校でレンタルできていた防具がコロナの影響で使えなくなってしまい用具一式を買い揃えなければいけない羽目に。
次男はサッカーのクラブチームに所属しているのですが、毎回送り迎えをしなければいけないんですよね。それに中学受験も加わったものですから、今は週に3回塾の送迎と塾用のお弁当作り。ついこの間まで夏休みだったのですが、旦那もテレワークで家にずっといるので1日中食事の準備だけをしていましたね……」
そう語るマユミさんだが、元々、中学を受験したのは長男だけで次男には公立に進学してもらうつもりだったという。それが突然、中学受験をさせることになったのにはこんな背景があるという。
「次男はサッカーが得意なので、以前は高校はスポーツ推薦で入れたら……なんて考えていたんです。でもコロナの影響で4月からリーグ戦や公式戦はすべて中止。このままだと今の次男の成績では大学進学どころか高校入学すら危うい……と思い、急遽受験させることにしたんです。
緊急事態宣言中にオンライン塾に通わせるようになったら成績は意外と上がったので安心したのですが、それでも受験となると子供より親のほうがデリケートになりますね。
特に受験のためにずっと勉強している子は、例えコロナに感染しようが入試には来るとも聞きますし。関西の市立受験は1月なのですが、万が一試験会場で感染したら滑り止めは受けられなくなってしまう。なので、絶対に第一志望で合格したいんです。そのためには受験が終わるまでは意地でも感染するわけにはいかないので、私も夫も外出は一切していませんね」
4月以降は、家と塾の送迎しかしていないとため息を漏らすマユミさん。受験は息子と話し合って決めたことだが、やはりストレスは計り知れないようだ。
「1番のストレスは旦那の存在です。つい先日なんか、光熱費の請求書を見て『なんでこんなに高いんだ』と文句を言われて大喧嘩したばかり。家族全員家にいて食費もかかるうえに、夫もテレワークでネットや電話を使いまくっているのだから高くなるのは当たり前じゃないですか。
ちなみに夫は実家に結構な額を毎月仕送りしていて、姑はそのお金でランチやらショッピングに浪費しているんですよ。イライラして思わず『高いというのなら、実家への仕送りを止めたほうがいいんじゃないの?』と言ったら口を利いてくれなくなりましたね。以前は多少あった夜の営みも、今は子供が家にずっといるから皆無。今は夫のことは『お金を稼いでくる人』としか認識できませんね……」
子育て、家事とパートに追われる日々…そして金がかかる
一番のストレスは旦那
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