妻から「世界で1番不幸になって欲しい」と言われた夫、結婚生活の中身を聞いた
誰でも恋人や配偶者と喧嘩した時に、罵詈雑言を浴びせたり浴びせられたりした経験はあるだろう。先日、Twitterで“嫁が出ていくときに最後に言ったセリフ”として「今後、殺すことはあっても暮らすことはありません」というものが話題となった。
寺本祐介さん(35歳・仮名)は7月に離婚したばかり。祐介さんが元嫁に言われたひと言が衝撃的だった。
「元嫁からの最後の言葉は『世界で1番不幸になってほしい』でした」と話す祐介さん。時期的に“コロナ離婚”なんだろうか?
「結果、周りから見たらそういう感じになってしまってはいるんですが。元嫁的には、限界だったんでしょうね」
祐介さんと、元嫁である美香さん(34歳・仮名)はもともと10年来の友人。祐介さんの大学時代のアルバイト先の常連客だったそうだ。
「僕は、宮城から上京してきたんです。元嫁と出会ったばかりの頃、遠距離恋愛をしていた彼女とすれ違いが原因で別れたばかりだったんです。特にタイプでもなかったけど、寂しさを紛らわせるために、なんとなく連絡先を交換して」
美香さんは好意を抱いている様子だったが、「付き合う気は全くなかったです」という。
「好きになるのに時間がかかるタイプなのもあったし、“暇つぶし”にはいいかなぁぐらいの気持ちだったんです。でも、途切れることもなく1年に2~3回は会ってました。バイトを辞めて就職活動で忙しくなる前とか、社会人になってからも転勤する前とか、東京に帰ってくる時とか……。なぜか節目節目に必ず会ってたんですよ」
あくまで友人関係だった2人だが、4年前に転機が訪れる。
「僕が結婚寸前だった彼女と破談になって自暴自棄だった時、彼女なら話を聞いてくれるかもと思ったんです。それで、久々に飲みに行って深酒したら、向こうもちょうど彼氏がいない時期で『じゃあうちら付き合っちゃう?』って」
飲みの席、“ノリ”で付き合うことになった2人。気心知れている2人の交際はそこそこ順調だったが、年齢的にも結婚の話がチラつくようになる。
「付き合い出したのが僕が32歳で、元嫁が31歳だったんです。勝手に“コイツは結婚願望がないだろう”なんて思ってましたが、実際はすごい結婚したかったらしく。冗談で逆プロポーズをされたりしてたんですが、のらりくらりとかわし続けてました」
とはいえ、交際が1年を過ぎた頃に、祐介さんの両親からのプレッシャーもあり身を固めることになったという。
「これから新しく誰かと出会うのも面倒だし、良いなって思う子が出てきても口説くのも面倒くさい気がして。『じゃあ入籍する?』って軽いノリで結婚しちゃいました」
結婚式はおろか婚約指輪もなし。祐介さんはインドアで旅行嫌いとのことで、ハネムーンも行っていない。話を聞いていると、2人はただ名字が一緒になって半同棲が完全に同居になっただけだ。
今回は似たようなセリフを言われた経験のあるバツイチ男にほろ苦い思い出を聞いた。深い怨念がこめられているようにも思える言葉が吐き出されるまでに、いったいどんな経緯があったのだろうか。
「世界で1番不幸になって欲しい」
暇つぶしの遊び相手と再会、まさかの結婚
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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