乃木坂46・白石麻衣が卒業、スキャンダルゼロで歩んだ軌跡
10月28日、国民的人気アイドルグループ乃木坂46の白石麻衣の卒業ライブが有料生配信形式で開催された。もともと5月7日に東京ドームでの開催が予定されていた同公演は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により延期。約半年の遅れをとって敢行されることとなった。
白石は、1992年8月20日生まれの群馬県出身。2011年8月に、第1期メンバーとして乃木坂46に加わった。“まいやん”の愛称で親しまれ、絶大な人気を誇っていた白石は、2013年7月に発売された6枚目シングル『ガールズルール』で初めてセンターポジションに抜擢される。
それ以降、全シングルで選抜メンバー入りし、2020年3月に発売された自身が参加する最後の楽曲『しあわせの保護色』で再びセンターに。卒業コンサートで披露された白石のソロ曲『じゃあね』では白石本人が作詞を手掛けている。
卒業コンサートは、配信でのライブステージになってしまったものの、国内で21万9000人、海外で1万人、合計22万9000人がチケットを購入。推定の総視聴者数は国内65万7000人、海外3万人で、合計68万7000人もの人々が白石の卒業を見送った。
可憐さと強さを兼ね備えた圧倒的な美貌を持つ白石は、同年代の女子にとって憧れの存在となり、2013年5月号からは女性向けファッション雑誌『Ray』の専属モデルに抜擢され、たちまち注目を浴びる。
今や『CanCam』の専属モデルとなった乃木坂46 の松村沙友理や、『non-no』の専属モデルを勤める日向坂46 佐々木美玲など、坂道グループのなかでアイドル業とモデル業を両立するメンバーは珍しくないが、白石はその流れを作り出した先駆け的存在であった。
『Ray』2014年1月号で専属モデルデビューを果たしてから、わずか8ヶ月という驚異的なスピードで単独表紙を飾るも、2018年5月号にて「私にとって25歳っていう年齢が一つの大きな区切り。外に出てもう少し大人になるタイミングなのかもしれない」とのコメントを残し、同誌専属モデルを卒業した。
白石は長年グループを牽引してきた絶対的エースであり、近年はバラエティ番組やドラマなどにも出演し、多くのファッション誌の表紙を飾るなど目覚ましい活躍を見せ、男女問わず広く愛されてきた。スキャンダルと無縁だったことも彼女の高いプロ意識を示しているだろう。
そこで今回は、レジェンドアイドルとなった白石の活躍の軌跡を、アイドル業、モデル業、女優業の切り口から振り返っていきたい。
アイドル業:1期生として乃木坂46に加入後、全シングルで選抜メンバー入り
モデル業:アイドルモデルを両立させ、坂道グループの新たなロールモデルに
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