更新日:2012年04月14日 17:07
デジタル

ラブプラス、セカイカメラに使われる【拡張現実】ってなんだ?

現実環境に情報を付加する「拡張現実(AR)」技術。その革新速度はめざましく、広告だけではなくゲームにも本格導入され始めている。ARでゲームがますます面白くなりそうだ ◆スマホ普及でARのゲームや広告が増加  AR技術は現実の風景にデジタル情報をかぶせて見せる。SF映画では、サイボーグの視界にレーダーや方位、コンピュータからの情報が表示されるが、あれが一番ベーシックなARである。  当初は産業や医療での活用が期待されていたARだが、スマートフォンの普及が状況を一変させた。スマートフォンを使えば、誰もがどこでもARを利用できるからだ。  この3年ほどの間に広告業界、ゲームやオモチャなどのエンターテインメント業界が一気に参入、ARの認知度は急速に高まっている。
電脳フィギュアAris

『電脳フィギュアAris』お気に入りキャラとPC画面で戯れる

 前述(https://nikkan-spa.jp/171507)の『NEWラブプラス』には別途で専用ARマーカーが用意されている。DSの画面にマーカーが入るとアプリケーションが連動、マーカー上にキャラクターの映像が立ち上がるのだ。これが現在のAR製品の基本的な使い方だ。専用アプリケーションをスマートフォンやノートパソコンなどのデジタル機器で読み込んでおき、対応したマーカーをカメラに映すとそこにAR情報が読み込まれる。CGだけではなく、動画や音楽、製品情報などを流したり、商品サイトにリンクを飛ばすこともできる。  マーカーの代わりに、GPSによる位置情報を使って情報を呼び出す方法もある。『セカイカメラ』はユーザーが座標に情報をポストイットのように貼り付けていく、空間の口コミメディアだ。喫茶店の前でスマートフォンをかざせば、オススメメニューや店の感想、思い出など他のユーザーの書き込みが宙に浮いたタグに現れるのだ。
セカイカメラ

『セカイカメラ』モニタを覗くと街全体がSNSに

【電脳フィギュアAris】 芸者東京エンターテインメント/対応機種:PC/9800円 ’08年に発売されたARの先駆的製品 【セカイカメラ】 頓智ドット/対応機種:Android端末・iPhone・iPad/無料 ARを使った次世代SNS ― 遊べる[拡張現実]プロダクトガイド【2】 ―
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