更新日:2021年06月08日 12:58
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薄毛を隠すのは逆効果。ハゲでもイケてる髪形を作る方法

 海外では“色気”としてもてはやされる薄毛も、日本では馬鹿にされることが多い。当事者も隠すことばかり考えて、見せることには無頓着だ。しかし、そうした中にも魅力的なハゲとして生きる者がいる。薄毛をカバーするヘアスタイルで、“ダメハゲ”から“イケハゲ”になる術を探っていく。

薄毛を隠すのはNG。髪形のコツとは

イケてるハゲの極意

※画像はイメージです

 バーコードヘアに象徴されるように、見た目のダサさを無視して少しでも薄毛を隠そうと抗う。あるいは、伸ばした髪の毛で薄くなった部分を強引に目立たなくしようとする。  このように、薄毛やハゲの人の多くは、薄さがバレバレの髪形をしてしまいがちである。彼らが犯しやすい問題点を、薄毛やAGA(男性型脱毛症)に悩む男性専門の美容院「INTI」の代表・宮本洋平氏はこう指摘する。 「多くの人が隠そうという意識が強いですね。例えば、伸ばすと髪の総量は増えますが、やりすぎてしまうと先細りになって“すだれ”になってしまいます。また、手入れを怠れば、薄い箇所の周辺のボリュームがすごいことになり、逆に“クレーター”のように目立ってしまうこともあります」  スプレーやワックスといった整髪料を大量に使って髪をがっちりホールド。そのせいで、全体がテカってしまい、不潔な印象を与えてしまうケースも多いという。 「これはU字型の方によく見られますが、サイドの髪のボリュームが多く、外に膨らんでしまって落ち武者のような感じになってしまっています。もちろん私たちも、パーマやセットで薄くなった箇所をぼかしたり、隠したりはします。ですが、それらがデザインの一部になり、あくまで自然な仕上がりに整えるのがコツです」

毛量の多いM字型はショートに

 M字型、O字型、その複合型など、薄毛の進行具合によってそれぞれのアプローチの仕方はまったく違う。まずは、毛量が多くて剃り込み部分が深いM字型。 「前髪をすべて同じ長さにカットしてもM字の形は改善されません。2つの山の部分の前髪に合わせて全体を調整しながら、好感度抜群の“短髪男子”に変身させます」
イケてるハゲの極意

伸ばしすぎて髪が束となり、逆にM字が目立っている(左)。2つの山の部分の前髪を中心に全体のバランスを考える。サイドを短くするとスポーティな印象が強まる(右)

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ハゲても“最旬”の髪形を
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