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コロナで失業した26歳女性。大家さんの行動に涙した理由とは

 コロナ禍で業績が悪化した業界は多いですが、特に深刻だったのが航空業界。
繁忙期は“鬼の形相”になる空港スタッフ女性たち

写真はイメージです(以下同)

 大幅な減便を強いられた航空会社はもちろんですが、関連会社や空港に出店するテナントなども軒並み大打撃。実際、空港内の飲食店や土産物屋の中には閉店に追い込まれたところも少なくないようです。

フルタイムだがバイト扱いだったため、解雇も補償なし

「勤めていた某地方空港の土産物屋も今年になって店を閉めることになり、非正規雇用だったスタッフは基本的に全員解雇。私もアルバイト待遇だったため、3月で失職してしまいました」  前々から覚悟していたことだと言いつつも「やはりショックだった」と話すのは三枝美佐さん(仮名・26歳)。アルバイトでしたが週5日フルタイムで働き、この土産物店の給料で生活していました。  そのため、昨春から何度も休業期間があったり、営業を再開しても営業時間短縮により、閉店する前から収入減の影響で生活は厳しい状態が続いていたそうです。 「コロナ前の給料は手取りで17万円くらいでしたが、休業期間中は7割しか補償されず12万円。けど、それだけもらえるだけまだいいほうで、営業再開すると出勤調整などで普段より勤務時間が大きく減らされ、月10万円を切ることも珍しくありませんでした」  一人暮らしなので可能な限り出費を抑えても限度があり、わずか25万円のなけなしの貯金を少しずつ切り崩し、不足分の生活費を補っていました。しかし、今年春に職を失った時点では、その貯金もほとんど尽きてしまっていたそうです。 「ウチは母子家庭なのですが母親は昔から私への関心が薄く、高校卒業後に家を出てからは最低限の連絡しか取っていません。私としても今さら母親を頼るわけにはいかず、自分でなんとかしなければなりませんでした。  ただ、住んでいるのは田舎だし、求人だって少ない。失業してから3か月は仕事も決まらず、先の見えない状況に絶望しかけたこともありました。あのときが一番辛かったですね」
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大家さんの優しさに思わず涙
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