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業界人が注目する次にブレイクする新世代芸人は? 男性ブランコ、金の国、9番街レトロetc.

第7世代の台頭と6.5世代が激突中!

キングオブコント

キングオブコント第14代キングに輝いたのは「空気階段」だった キングオブコントHPより

 霜降り明星、ハナコ、四千頭身、宮下草薙、ミキ、EXITなどに代表される“お笑い第7世代”と呼ばれる20代中心の若い芸人たちが賞レースなどで結果を残して注目を浴び、数多くのメディアを席捲。  一方で、その狭間にいるかまいたち、チョコレートプラネット、マヂカルラブリー、見取り図、さらば青春の光、ニューヨークといった“6.5世代”と称される中堅芸人たちもネタ番組だけでなく、バラエティ番組で存在感を遺憾なく発揮するように。この2世代によって、お笑い界の勢力図が大きく変わろうとしている。  そんな中で、彼らに続きそうな若手芸人や今後ブレイクしそうな芸人は誰なのか? 専門家たちの声を集めた。

キングオブコントで爪跡を残した「男性ブランコ」

 まずは、放送作家としてバラエティ番組やラジオの構成に関わる山崎ウク氏に話を聞いた。彼は先日行われた『キングオブコント2021』(TBS)に出場した2組の名前を挙げた。 「見事に『キングオブコント2021』で優勝したコンビ・空気階段は言わずもがなですが、ファイナルに進出したWメガネのコンビ・男性ブランコに期待しています。  予想の付かないドラマチックな展開とシュールな世界観、ボケ担当・平井の作り込まれたキャラが見事にハマって爆笑をかっさらいましたが、惜しくも優勝はならず。  しかし、ネタ数も豊富でどのネタもクオリティが高いだけに、来年の優勝候補筆頭。将来的には東京03やシソンヌといった舞台シーンを中心に輝くコント師として活躍していくはず」  同期の霜降り明星やコロコロチキチキペッパーズのブレイクに遅れること数年。賞レースで大きな爪跡を残したシュールなコンビの活躍から目が離せない。
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ポスト霜降り明星は……
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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