ひろゆきが考える「絶対にやってはいけない性教育」ワースト1
政治、経済、教育とさまざまな問題に切り込むひろゆき氏。初の子育て&教育論『僕が親ならこう育てるね』を上梓した彼が今回、テーマとしてあげたのが「性教育」。親が抱えるこの問題にどう切り込むのか。
「子どもの性教育は、どうしたらいいのか?」
親が頭を抱えるこの問題、ややこしいのは「性に関する話は子どもに真実を伝えるべきではない」という考えを親が持ってしまうことにあります。
例えば、幼い子どもが何げなく聞いてくる「なんで赤ちゃんが生まれるの?」という質問に対して、正直に性的な話をする人は少ないでしょう。定番の回答は「パパとママが仲良くしていると、コウノトリが運んできてくれるんだよ」といったところでしょうか。
しかし、それが正解かどうかは微妙です。
小学生であっても、動物には雄雌があることくらいは知っています。もちろん、昆虫や飼育している動物が交尾をしているのを見たこともあるだろうし、理科の授業で普通に習います。
だから「なんで赤ちゃんが生まれるの?」と聞かれたら、「性行為で受精卵を作るのは人間も動物も一緒だよ」という説明でいいと思うのです。子ども用の答え方や教え方は、逆に難易度が高いです。
もし、こうした性的な質問から逃げてしまうと、子どもは親に聞いてはいけないことと判断。勝手にインターネットで調べたり、友達同士で性に関する知識を情報交換したりします。「親に性的なことを聞くべきではない」という暗黙の了解が行きつく先は、隠れて性的なことをし始めるだったりするわけで、むしろよくないことだと思うのです。
子どもからの性的な質問を誤魔化してはいけない
「親に性的なことを聞くべきではない」の問題点
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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