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中咽頭がんになったワッキーが語る闘病生活「毎日のように吐き気と闘っていた」

―[危ない健康習慣]―
 これまで我々が正しいと信じていた健康習慣の中には、実は体を害する危ない行為が存在する。健康になるつもりが、かえって不健康になる日常の意外な習慣とは?昨年、中咽頭がんであることを公表したお笑い芸人「ペナルティ」のワッキーに闘病生活とその後の生活についてインタビューしてきた。

自分の体を鏡でチェックしていたら…

危ない健康習慣 ’20年6月、中咽頭がんであることを公表したお笑い芸人「ペナルティ」のワッキー。お笑い界随一のスポーツマンで、生活習慣も健全だったというワッキーが、なぜがんになってしまったのか。復帰した今、読者に伝えたいこととは。 「発見したのは、ほんと些細なことで。マッチョ芸人なんで、自分の体を鏡でチェックするのが好きなんですけど、グッと伸びをしながら首回りを見たときに、左側に小さなしこりができているのに気づいて。痛みもなかったので、『もともとあったのかな?』くらいの認識だったんですけど、1週間後触ったら近くにもう一つ増えていたので不安になって、大学病院で検査してもらったんです。  そしたら、先生から『がんです』と。パワーワードすぎて、その後の話をほとんど覚えていないですね」

もう中学生に助けられた闘病生活

 見つかったのは、ステージ1の中咽頭がん。高い確率で改善する段階ではあったが、その治療にはつらさとの闘いが待っていた。 「放射線と抗がん剤が、僕には全然合わなくて、毎日のように吐き気と闘っていました。ご飯も食べられないので、胃ろうで生活してましたし……そうなると、『笑い』が欲しくなってくるんですよね。  以前から仲の良い『もう中学生』には特に助けられました。LINEに『なんか春の歌ができたらしいじゃん』ってむちゃ振りしたら、即興で作った歌を吹き込んでくれるんです。それがもうカオスすぎて。ゲロゲロ吐きながらもゲラゲラ笑っていました(笑)」
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副作用に苦しむ日々
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