AKB48・岡田奈々「ユニットでまた1位を取りにいきたい」”最後”のはすが二冠に意欲
8月31日、東京・立川ステージガーデンで「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 ファイナリストLIVE」が開催。AKB48グループの“歌唱力”の精鋭9名が、会場に集まった約1600人のファンをバラエティーに富んだ34曲で魅了した。
同イベントは、1月に行われた「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」のファイナリストメンバーによる、一夜限りのライブイベント。1位を獲得した岡田奈々(AKB48)をはじめ、池田裕楽(STU48)、矢野帆夏(STU48)、古畑奈和(SKE48)、清水紗良(STU48)、三村妃乃(NGT48)、今村美月(STU48)、坂本愛玲菜(HKT48)、さらに審査員特別賞を受賞した村山彩希(AKB48)が出演した。
生バンドが奏でるOvertureがライブの幕開けを告げると、客席の通路を通ってメンバーがステージに登場。全員でYOASOBIの「群青」を歌うと客席もクラップで応え、会場が一丸となってライブを作り上げていった。
すると、9人はこの日のために仕上げてきたという新曲を次々にパフォーマンス。矢野がAKB48グループ総監督を務めた横山由依のソロ曲「月と水鏡」をしっとりと歌い上げると、三村はこの日が初音ミクの誕生日だったことにちなんで「ロミオとシンデレラ」を披露した。
さらに、その後は矢野と池田の「長い間」(Kiroro)、古畑と三村の「ギラギラ」(Ado)、村山、今村、清水の「年下の男の子」(キャンディーズ)、岡田と坂本の「点描の唄」(Mrs. GREEN APPLE【feat. 井上苑子】)という、グループの枠を超えた4曲のユニットパフォーマンスも繰り広げられた。
アンコールには、グループ卒業を発表している古畑と矢野による、最後の「ファイナリストLIVE」ソロパフォーマンスの時間も。古畑は「歌唱力No.1決定戦」の審査員を務めたゴスペラーズ・黒沢薫のプロデュースによる卒業シングル「ひかりさす」、矢野は1回目の「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で歌った「Good-bye Yesterday」(今井美樹)を表現力豊かに歌い上げた。
また、アンコールでは「第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」が2023年3月に開催されることがサプライズで発表され、第5回大会はソロだけでなく3人ユニットでの大会も行われることと、ソロ・ユニットの優勝者によるバカンスロケも予定されていることも明かされた。
ライブ終了後に行われた囲み取材では、メンバーの関心は発表されたばかりの第5回大会に。村山は「出るか真剣に考えているんですけど」と言いつつ、「やっぱり今日の『ファイナリストLIVE』を経験してしまったら『出たいな』という欲が出てくるので、また歌と真剣に向き合っていきたいなと思いました」と早くもやる気十分。
今大会が最後と明言していた岡田も「個人としてはもう悔いはないけど、もし3人ユニットでまた競うことができるんだったら、ユニットでまた1位を取りにいきたいと思う」と意欲を見せた。
SKE48卒業を控える古畑は「今後このイベント出場を託したいメンバーは?」という質問に、「SKE48も惜しいところまで行った子は多かったので、その子たちには頑張ってほしいです。SKE48は誰かと協力して1つのものを作り上げるのが得意な子たちが多いので、ぜひとも(ユニット戦に)出てほしいですね。じゃないとSKE48がいないイベントになってしまうので、本当に頑張ってほしいなと思います」と後輩たちに期待を寄せた。
また、第1回大会から参加している矢野は「チャンスがあるから、結果を求めずにまずは立候補しようと思ったのが第1回で。立候補してよかったって毎回思ったし、いろんなことにチャレンジして頑張ったらいいことがあるっていうことを学んだので、卒業してもこれからの人生で生かしていきたいなと思います」と、これまでの大会を振り返った。
そして、最後は岡田が「(大会では)もちろん良いバチバチ感もありましたけど、今日はファンの皆さんと9人のメンバーとたくさんのスタッフの皆さんと、温かくて幸せで平和な空間だったなというのが今回の印象です。奈和さんとほのたん(矢野)が卒業するってことで、その2人を温かく送り出す意味でも、すごく良いライブになったんじゃないかなと思います」と話し、会見を締めくくった。
取材・文・撮影/須田紫苑
卒業を控える古畑&矢野が『ファイナリストLIVE』最後のパフォーマンス
岡田「個人としてはもう悔いはないけど…」
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