3月3日に東京・日本青年館ホールで「第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」個人戦の決勝大会が開催。第3回大会優勝者の池田裕楽(STU48)が、大会初となる二度目の優勝を飾った。 「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」は、AKB48グループのメンバーが自身の歌唱力だけで順位を競うイベントで、5度目の開催となった今大会には6グループから100名がエントリー。決勝大会の舞台には、池田や豊永阿紀(HKT48)ら決勝常連をはじめ、初出場ながら予選を突破したSTU48研究生の岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果ら20名が顔をそろえた。 　決勝は20名が4組に分かれ1人ずつ歌を披露し、各組上位2名がファイナル審査へと進むシステムで、1組目から浅井七海(AKB48)と秋吉優花(HKT48)、2組目から豊永と李始燕(NMB48)、3組目から池田と岡村、4組目から村山彩希(AKB48)と澤田奏音(SKE48)がファイナル審査へ駒を進めた。 　ファイナル審査では、8人がそれぞれに個性的でハイレベルな歌唱を披露。その激戦を勝ち抜いたのは、歌唱順を決めるくじ引きでトリを引いた池田で、池田は同大会初となる二度目の優勝者に。 　優勝が発表されて涙を流した池田は、「初めて出た時は何も分からないままただ楽しいだけで、この大会に出られることがうれしくて出ていたんですけど、回数を重ねるにつれて、知ることで悩むことも多かったんです」と決勝を迎えるまでの不安な気持ちを吐露。そして、声を詰まらせながらも「今回目標にしていた(前回優勝した時の)16歳の時の自分に勝てたかなって思います」と、前を見据えてしっかりとコメントを残した。 　また、大会終了後のステージでは、前回優勝者で今回は応援メンバーとして応援席から熱戦を見届け、4月にグループ卒業を控える岡田奈々(AKB48)に、バンドマスターを務める佐藤雄大から花束が贈呈された。