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ランチの誘いすら頑なに拒否。“コミュニケーション拒絶社員”が辿った顛末

 コロナ禍では多くの企業が感染予防策の一環として自粛や禁止を通達していた社員同士の飲食。なかには飲み会だけでなく昼食も対象としていた会社もあったが、現在ではそれもほぼ解除。オフィス街の飲食店では、職場の同僚や部下などのグループで訪れるコロナ前の光景が戻っている。
会社員 ランチ

画像はイメージです

同僚を拒絶するように振舞う後輩

 大下佳也さん(仮名・46歳)が勤めるプラスチック部品メーカーには社員食堂がなく、お昼は同僚たちと会社近くの食堂などで済ますことが多いとのこと。ところが、5年前に新卒採用で入社した営業部のNさんは、彼からの昼食のお誘いを辞退。ほかの同僚や同期入社の社員たちが誘っても一貫して断り続けていたという。 「彼が在籍する営業部とは席が隣で、私も何度か誘ったのですが『結構です』って。弁当持参でもないし、コンビニで買って済ましているわけでもない。彼もお昼は外に食べに行くんです。私やほかの社員たちだって1人でランチする日もあるし、それ自体はおかしなことではありません。ただ、断るにしても申し訳そうにする感じは一切なく、むしろ拒絶しているように見えました」

店で声をかけるも相席を拒否

拒否 会社はオフィス街にあるので飲食店は多いが、時には同じ店で鉢合わせになることも。ある時、近く中華料理屋に行くと2人掛けのテーブルに1人で座っているNさんを発見。大下さんも1人だったので「ここ、いい?」と尋ねたが、このときも「一人で食べたいので」とまさかの拒否。予想外の展開にさすがの彼も驚いたそうだ。
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勤務態度は真面目なんだけど…
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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