“タトゥーだらけのイケオジ経営者”が初告白。起業の裏側で「1500万円を持ち逃げされちゃって」
SNSでのバズを機に、「イケオジ」として有名になった男性がいる。大阪在住の森下直哉さん(35歳)だ。
“タトゥーだらけのイケオジ経営者”に騒動後の変化を直撃「僕、一途なんですよ」
その正体は、関西を中心に活躍する若手実業家。飲食店経営に始まり、デザイン会社や工務店、アンティーク家具やカスタムカーの輸入販売など、幅広く手がけている。「マンガの主人公のようになりたい」と語る森下さん。過去には友人に裏切られ、大金を持ち逃げされた経験もあるという。普段はメディアの取材をほとんど断っているという彼だが、今回は波乱万丈な人生を赤裸々に語ってくれた。
森下さんは1987年、滋賀県大津市に生まれた。幼い頃は「落ち着いていられない問題児」だったという。
「とにかくじっとしていられなくて、よく動いて騒いで怒られる問題児でした。高校卒業後にテニスのスポーツ推薦で大阪の大学に進学したんですが、テニス部の先輩に反発しちゃって、すぐに部活を辞めたんですよね。大学も1年くらいで中退してしまいました。1年で2単位しか取れなくて(笑)。周りから『それだといつまで経っても卒業できないよ』と言われたこともあり、じゃあ辞めようと」
大学には毎日登校していたものの授業には出ず、学内のさまざまなコミュニティに顔を出して交流を広げていたらしい。中退後は、電気工務店を営んでいた父の手伝いをして過ごす。現場仕事の傍ら、カフェ巡りにハマっていたそうだ。
「その頃から飲食業には興味がありましたね。カフェ巡りをするうちに、現場仕事と接客業の違いを実感しました。現場って、夏は暑いし冬は寒いし、汗水垂らして汚れながらしんどい思いをする仕事じゃないですか。
一方、飲食店で働いている人は、涼しい場所できれいな格好をしている。昔から目立ちたい、カッコつけたい、モテたいという気持ちがあり、レストランオーナーならモテそうだと思って、飲食の道に進むことにしたんです」
飲食業を学ぶため、20代前半で上京を決めた。友人からの「滋賀におしゃれな店を出してよ」の一言がきっかけとなり、「じゃあ出すわ」と東京行きを即決したそうだ。
「イタリアン経営の会社に入社して、7~8年ほど働きました。正社員として新規店舗の立ち上げにも携わったあと、30歳で地元に戻ってきたんです」
「禁酒法時代のアメリカのBAR」をコンセプトにしたレストランを開業しようと決めた森下さん。そのために目を付けたのが、JR草津駅(滋賀県)から少し離れた住宅街の中の倉庫だ。
「倉庫を選んだ理由のひとつが、現在受付で使っている丸太です。名古屋かどこかで手に入れたものですが、どうしてもこの丸太を内装に使いたくて。搬入できる入口がある物件を探していたら、ここを見つけました」
しかし開業にあたり、周りからは大反対されたという。
「立地的に駅から離れているし、大通りにも面していないから『人が来るわけない』って、さんざん反対されました。でも『出来ない』『無理』と言われるほど、じゃあやれるなと確信を持てて燃えましたよ」
バズの直後、週刊誌で“ビリギャル女優”との熱愛報道もされ、一躍時の人となった彼。年内には出版社から書籍発売も控えており、インフルエンサーとして各所から注目を浴びている。
【参考記事】⇒
現場仕事に携わるうちに、飲食業に興味を持つ
飲食業の修行のため上京し、Uターンしてレストランを開く
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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