「すべてを失った」清水良太郎35歳の今。二度の逮捕から“エンタメの仕事と一生向き合う覚悟”ができるまで
芸能界の大御所・清水アキラの息子であり、ものまねタレントとして芸能活動は順風満帆のはずだった。しかし2017年2月、違法賭博店に出入りする様子を写真週刊誌に報じられ謹慎処分。さらには同年10月に覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕、2021年4月には妻への傷害容疑で再び逮捕されるなど、どこかアウトローなイメージがつきまとい、表舞台からは遠ざかっていた……。
「おはようございます!」
取材の待ち合わせ場所まで高級車に乗って来るのかと思いきや、まさかの自転車であらわれた清水さん。思わず拍子抜けしてしまったが、気を取り直して「BreakingDown8」出場の件から聞いてみる。
「親のコネとか権力を使った“出来レース”なんて言われたりもしましたが、あれは自分で応募したんですよ。他の出場者と同様にオーディションも受けましたね」
清水さんは「BreakingDown8」出場で再び注目を集めつつあるが、それ以前の芸能活動を休止していた期間は、いったい何をしていたのだろうか?
「家族がいるので、とにかくお金を稼いで生活しないといけないので、最初は知人の紹介で運送会社で働き始めたんです。最終的には暖簾分けのような形で独立して、自分が代表として5人の社員を雇っていました」
華々しい芸能人から一転。だが、意外なことに清水さんは“普通の社会人”の生活に憧れがあったという。
「むしろ“カッコいい”と思っていましたね。ずっと芸能界にいたので、挨拶は昼夜問わず『おはようございます!』だし、仕事でのメールの書き方もわからなかった。一般常識を何も知らなかった自分からすると、スーツを着て、名刺交換をしている僕はなんかすごいなって。こういうビジネスマナーを“親父は絶対に知らないだろ”って、優越感に浸っていましたね(笑)」
「すべてを失って、自暴自棄になっていたと思う」
そんな清水良太郎さん(35歳)だが、今年5月26日に格闘技イベント「BreakingDown8」に出場。KO負けを喫したが、たしかに“再起”に向けて動き始めているようだ。そこで今回は、彼の現在や今後の展望に迫った。
再起をかけて「BreakingDown8」に応募
芸能人から“普通の社会人”に「むしろ“カッコいい”と思った」
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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