早期退職しなかった会社員の後悔。年収1200万円が50歳で半減、年下部長に顎で使われ…――会社に残った人々のその後トップ3
早期退職やリストラに倒産……40代50代で人生が激変した人がいる。今回は早期退職や転職の道を選ばず、居心地が悪くても会社に残った人々のその後を取材し、反響の大きかった記事ベスト3を発表する。第2位はこちら!(集計期間は2019年1月~2022年12月まで。初公開2019年9月2日 記事は取材時の状況です)
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収入や肩書きが頭打ちになる人が多い50代。会社に居場所を失えば、どうなるのか? シビアな境遇にさらされた男たちのリアルを追った。
新卒で情報系企業に入社した佐藤浩二さん(仮名・54歳)は、順調に出世を重ね、40代半ばで年収は1000万円を超えた。48歳で子会社に出向し、部長から取締役に昇進すると、最高年収は1200万円に。世間的にはエリート会社員だが、まさか4年後に年収が600万円になるとは、当時は予想もつかなかった。
「ちょうど50歳のとき、役員を務めていた子会社が買収されたんです。引き継ぎのために残ることになり、経理部長に降格されて、年収が300万円ダウンしました」
だが、この降格は序章にすぎなかった。2年後にそのまま子会社に転籍するか本社に戻るかの二択を迫られ、佐藤さんは本社に戻ることを選択した。
「ところが、待っていたのは北海道への単身赴任の辞令でした。それも、降格となる課長待遇で、年収はさらに300万円ダウン。4年間で、年収があっという間に半分になりました」
年下の部長に日々顎で使われ、息子の医学部進学も断念せざるを得なかったという。
50歳で降格…わずか4年で年収が半減
本社に戻ると、年収はさらにダウン
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