子ども部屋の“最適な広さ”は4.5畳か6畳か?正解は「まさかの5.2畳」だった納得の理由
今、住宅系のYouTube界隈を騒がせている男がいる。動画チャンネル『ジュータクギャング』の押村知也だ。設計から建築、インテリアコーディネイトに至るまで住宅に関するすべてをこなす住宅のスペシャリスト「住空間クリエイター」である。歯に衣着せぬ彼の発言は、わかりやすくて痛快。『ジュータクギャング』は、更新のたびに視聴者の心をつかみまくっている。
そんな押村は、「子ども部屋の広さは5.2畳が正解」と断言する。新築やリノベーションの予定がある方は、ぜひ、参考にしてもらいたい。
家を建てるとき、子ども部屋は6畳だと思っている日本人は多いだろう。
「単純に、畳がキレイに入る寸法でそのサイズ感しか知らないからです。僕のお客様でも『子ども部屋は6畳ほしい』と言う方は多いのですが、理由は特になく強いて言うなら『4.5畳だと狭いから』だという。ただ、理由がなくても床面積の分のコストはかかりますからね。もっとシビアに考えたほうがいいと思います」
そう語る押村が最適解だとする子ども部屋の広さは「5.2畳」だ。6畳との違いはどこなのか。
「答えをいってしまえば、クローゼット前のスペースです。そこがムダなスペースになるので0.8畳分削っています。たかがそれぐらいのスペースじゃないか、と思われる人もいるかもしれませんが、もしそのスペースが2部屋分あれば1坪近く削れる計算になります。それをLDKに持っていけたら、住み心地は格段によくなりますよ。そもそも子ども部屋というのは、さほど広くなくて構わない、快適じゃないぐらいでちょうどいい、というのが僕の持論なんですよ」
日本人に根強く残る「子ども部屋は6畳」信仰
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(おしむらともや)スタイラス所属。20代で建築、都市計画、インテリア、暮らしについてカナダ、アメリカで学び、輸入住宅などを手掛けるも挫折、住宅とは何かを見失う。大手ハウスメーカーや大手デベロッパーにコンサルティングして感じた「業界の嘘」と「都合の良い慣習」に納得できず、悪しき慣習にまみれた日本の住宅づくりからの逸脱が始まり、住宅業界の異端児となり、1000棟以上の建築設計を手掛ける。2022年7月にYoutubeチャンネル『ジュータクギャング』を開設。近著『美しい家のつくりかた』
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『美しい家のつくりかた』 1000軒の家を建ててわかったこと |
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