更新日:2024年05月12日 09:58
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自宅のコンセントの“最適な個数”は?「実用性に乏しい家」に共通する特徴

今、住宅系のYouTube界隈を騒がせている男がいる。動画チャンネル『ジュータクギャング』の押村知也だ。設計から建築、インテリアコーディネイトに至るまで住宅に関するすべてをこなす住宅のスペシャリスト「住空間クリエイター」である。歯に衣着せぬ彼の発言は、わかりやすくて痛快。『ジュータクギャング』は、更新のたびに視聴者の心をつかみまくっている。 そんな押村は5月2日、自身の考えや思いを綴った初の書籍『美しい家のつくりかた』を発売した。担当の設計者や建築士のセンスを見極めるには、「コンセントの位置を尋ねてみよ」という押村。その意図とは?

10年後、20年後にどんな必須家電が出てくるかわからない

家づくりが進んでくると、設計者と話し合いながらコンセントの位置や数を決める段階を迎える。多めに付けておこうとは思うものの、規定数を超えると、オプション料がかかることが多いため、節約と未来への投資の狭間で悩まされることとなる。
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コンセント位置が低いのでスッキリ見える

「コンセントの数については、ハウスメーカーなどの標準コンセント数が少ない傾向にあり、その倍はあってもいいと思います。家のなかで使うコンセントの数は年々、増え続けているからです。リビングだけを見ても、スマホの充電はもちろん、加湿器や空気清浄機、ロボット掃除機やハンディクリーナー、ペットがいれば自動給餌機、観葉植物には育成ライトなど、住む人の生活スタイルによって実にさまざまです」 ダイニング&キッチンに至っては、さらにコンセントの数が増加傾向にある。
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カップボードのタイル壁にコンセントを設けている

「ダイニング&キッチンはコンセント集中地帯。冷蔵庫や電気炊飯器などの定番アイテムのほか、電気ポット、調理家電、電気圧力釜、ホームベーカリーなどとにかく家電が多い。家を建ててから10年後、20年後にはどんな必須家電が出てくるかわかりませんから、多めに余裕を持っておくことが大切だと思います」
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コンセントを取り付ける高さには、設計者のセンスが現れる
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(おしむらともや)スタイラス所属。20代で建築、都市計画、インテリア、暮らしについてカナダ、アメリカで学び、輸入住宅などを手掛けるも挫折、住宅とは何かを見失う。大手ハウスメーカーや大手デベロッパーにコンサルティングして感じた「業界の嘘」と「都合の良い慣習」に納得できず、悪しき慣習にまみれた日本の住宅づくりからの逸脱が始まり、住宅業界の異端児となり、1000棟以上の建築設計を手掛ける。2022年7月にYoutubeチャンネル『ジュータクギャング』を開設。近著『美しい家のつくりかた

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1000軒の家を建ててわかったこと


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