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飲食店を悩ます“迷惑な老人客”の実態。泥酔して客席で「まさか」の行動に…

 回転寿司などの飲食店で猛威を振るった“テロ行為”だが、最近はリテラシーが向上したのか、悪目立ちをしようとする馬鹿者の報道は減った。しかし、飲食店には今なお迷惑な客がやってきては、店主たちを悩ませている。  今回はそんな迷惑客の中でも、特に面倒くさいと店主たちが頭を抱える高齢者の迷惑客について、話を聞いた。

立ち飲み屋のカウンターで我が物顔をする老人

居酒屋

写真はイメージです(以下同)

「ウチの店は立ち飲み屋だから“席”はないの。お客さんも来た順番で入店してもらって、空いてる場所で飲んでもらうわけ。いっつもカウンターの角で飲みたがるじいさんがいて、そいつをこの前、出禁にしたんだよ」  そう語るのは、都内で立ち飲み屋を経営するFさん。Fさんによると、その客は7年ほど通ういわゆる常連だったという。 「週に2回くらい通ってたかな、早い時間に来て、いっつも角に陣取ってたの。ビール一杯飲んで、チビチビ日本酒飲んで軽くつまんで長居するから、店からすりゃ“イイ客”じゃなかった。もちろん、席の予約なんて立ち飲み屋はできないから、角が空いてない日もあるわけ。そういう時はいっつもムッとした顔して酒飲んでたな。そうなると、雰囲気も悪くなるし、たまにオレとか他の店員のコを捕まえて『角が空いたら呼んで』とか言ってきたりして、そのたびに『ウチは予約とかやってないから』って流してたんだ」  そんなある日、事件は起こった。

「ここはオレの場所だから」と女性客をどかす

 ある日、開店して間もなく、Fさんの店に若い女性客が2人でやってきて、カウンターの角で飲み始めたという。すると間もなくして、件の老人が現れた。 「露骨にイヤな顔してさ、他にも空いてるのに女のコたちの横にピタッと陣取ったの。そしたら『ここの角になってるとこはオレの場所なんだよ。ちょっと向こうにどいてくれ』って言いやがったの。オレの目の前でそんなこと言うもんだから頭に来てさ、『どかなくていいよ、コイツに帰ってもらうから』って。そのまま店の外まで行って『もう二度と来るな』と出禁を言い渡してやったんだよ」
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出禁宣言に逆ギレする老人
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グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

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