「こんなに大きな人は初めて見た」“身長203cmの日本人男性”から見える世界とは?両親の身長も教えてもらった
令和元年に行われた厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、日本人男性(成人)の平均身長は171.5センチであることがわかる。ただ、これはあくまで平均の数値。例えば、世界中の猛者を相手に戦う大谷翔平は193センチ、八村塁は203センチと、プロアスリートの大型化は近年特に目覚ましい。
その一方で彼らと引けを取らない身長でありながら、“普通”の生活を送る人物も存在する。『2mから愛をこめて。』という名のブログで身長にまつわるエピソードやネタを発信する岸コウジロウさんは、八村と同じく203センチの超高身長である。一体どんな人生を歩んできたのだろうか。本人を直撃した。
幼稚園の時に143センチ、中学の入学時にはすでに194センチあったというが、「壁を超えたな」と感じたのはどんなタイミングだったのか。
「日本の建物はだいたい『入り口が180センチ』なんです。それが煩わしくなった時だとすれば小学生時代ですね。次に壁を超えた感覚になったのは、2メートルを超えた中学生の時。身長計だけでは高さが足りなくて、定規を足して測ってもらいました」
ちなみに筆者の身長は184センチ。建物の入り口を煩わしく感じたり、頭をぶつけたりことはよくある話だ。しかし、岸さんの場合はレベルが違っていた。
「入り口は顎あたりになるんですよね。なので『頭をぶつけないように注意して』と言われますが、頭どころか下手したら顔自体を打ちますね」
2メートルの人が見る世界、感じることはどんなものなのか。にわかには想像しがたい。超高身長の人しか知りえないエピソードを聞いてみた。
「自販機より背が高いので、上の部分に乗っているものが見えます。駅の自販機の上にハンガーが乗っていた時は『なぜここに?』と思いましたね(笑)。あと、誰かとエスカレーターに乗る時には、上りの場合は相手に先に乗ってもらって、下りの時は僕が先に乗ります。相手が下の段になると頭の位置の差がさらに広がって、うまく会話ができないんです」
結婚式など祝いの席で、スピーチや乾杯の発声を求められた際にも“すべらないネタ”があると岸さん。
「『高いところからすみません』と言うと、そこそこウケます(笑)」
中学生の時に「2メートルを超えた」
自販機より背が高いから…
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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