エンタメ

現役グラドルが明かす、ロケバス車内の“意外な出来事”。「絶対に寝てはいけない」謎ルールも

 お笑いトリオ・ジャングルポケットの元メンバーだった斉藤慎二が、ロケバス車内で起こした事件。  被害に遭った女性のことを思うと残念で仕方ないが、芸能人たちが乗り込む“ロケバス車内”は、一般的にはイメージしにくいかもしれない。筆者(吉沢さりぃ)は最近、ほとんど表立った仕事をしていないが、一応はグラビアアイドル。何度もロケバスに乗った経験がある。  そういった行為が起きたという話は聞いたことがないが、今回は、筆者がロケバス車内で経験した少し変わった出来事を紹介しよう。

絶対に寝てはいけないロケバス

バス

※写真はイメージです。以下同

 ある地方番組のロケバスでのことだった。その収録は女の子が多く、5人くらいいたはず。  番組のプロデューサーとスタッフ、そして女の子たちを乗せてロケバスは出発。 「さぁて、寝ますか……」  筆者はまだスッピンのままだったが、収録前に顔をつくればいいでしょと、上着を顔までかけて寝る気満々だった。すると、若いアイドルの子が驚きながら「さりぃさん! 寝たらダメですよ!」と、小声で言いながら筆者を揺らしてきたのだ。 「なんの冗談ですか……私は朝まで飲んでいたので眠いんですよ、寝るよ」と伝え、また上着をかけて寝ようとすると「ダメです! この番組の移動は寝たらダメなんです!」と、大量のフリスクを見せられた。 「嘘だろ」と思いつつも、30分だけ頑張って起きていたが……。

「本当に寝たらやばいのかも……」

 30分経っても本当に誰も寝ない。若いアイドルは、気が狂ったようにフリスクを口に入れ続け、先輩グラドルはコックリコックリしながらも、爪を立てて腕をかきむしっていた。  筆者は「こりゃ本当に寝たらやばいのかも……」と耐え抜くことを決意した。  目的地に着き、収録をこなす。動いたり話したりしている間は、まぁなんとか持ち堪えた。問題は帰りだ。  自業自得だが、朝まで飲んでロケバスで眠る!という予定でいたため、昨日は無睡眠でまぶたは限界。寝てはいけないにもかかわらず、メンバー全員がおとなしくてあまり喋らないし、よくわからないバラード曲までかかっているし、ロケバス運転手の運転がうますぎて「寝ろ!」と言われているような状況だった。
次のページ
「寝たら仕事をクビ」
1
2
3
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ