震災時にツイッターに夢中で彼女にフラれた男
【震災をきっかけにフラれた男たちの行動とは?】
震災で試された、本当の男の価値。あのとき女が男を見限ったのには、それなりの理由があった!?
◆「ツイッターで被災地支援」に夢中になりすぎて彼女を放置!!
都内の大学に通う竹野大さん(仮名・22歳)は、地震瞬間を埼玉県内の実家で迎えた。
「しばらく呆然としていましたが、すぐに『自分にできることをしなきゃ』という衝動に駆られました」
そこで彼は三日三晩PCに張りつき震災関連の交通やボランティアの情報を集めては、ツイッターで拡散し続けた。デジタルネイティブと呼ばれる世代らしい発想だ。
「そのとき付き合って半年になる彼女がいたんですが、しょうもない正義感に踊らされていた僕は、すっかり連絡を取るのを忘れてしまっていたんです」
彼女は竹野さんをフォローしていたので、自分の元に連絡しないでせっせとツイートしている様子を見て、段々と不信感を募らせたようだ。
◆思いやり不足で彼女を泣かせる始末
「地震の翌日に彼女からのメールが届いたんですが、それが実は当日に送られていたものだったんです。センターが込んでるせいですぐに受信できなかったんだと思います。慌てて返信したら、いつもと変わらない調子で『会いたいな』って言ってきたんで、ほっと胸をなで下ろしたんですが……」
それから1週間後、久しぶりのデートの帰り際に突然彼女が泣き始め、そこで別れを告げられた。どうやら3月の初めから「自分が本当に愛されているのか」と不安に思うことがあったらしく、それが震災をきっかけに決定的になったそうだ。
「震災後にほかに気になり始めた男ができたとも話してくれました。身近な人間に気を配れないで、よく被災者支援とか言ったもんですよね。情けないです、ホントに」
「自重」。その言葉が身にしみる。
― 震災恋愛[フラれた/モテた]の境界線【2】 -
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