「女は一番キレイじゃないとダメ!」幼少期から意識
◆なぜ、女の選民意識は生まれるのか?
「小さいときに男子がクラスで一番カワイイ女子をチヤホヤするのを見て、『女は一番キレイじゃないとダメだ!』って気づいちゃうんですよね(笑)。女のコは、運動ができたり、勉強ができたりする男子も好きになりますけど、男は見た目だけ。『カワイイならいいじゃん!』っていうのが一生続くんです……」と語るのは女性誌に多数連載を持つ進藤やす子氏だ。
つまり女性は美貌ヒエラルキーのなかで生きていくことになる。
「女は自分を下に見られない。一番下だと生きていけない。でも、下から2番目なら生きていける」
結果、せめて自分が最下層ではないヒエラルキーをつくることで、選民意識が芽生えるのである。
そうして複雑になっていった女性の上下関係の中、頂点になるものはなんなのか?
「どれだけモテていても、結婚できないとダメというのはありますね。結婚したもん勝ち。空前のママブームがそれを証明してます。例えば『VERY』人気モデルの滝沢眞規子さんみたいに子供を3人産んでいるのにキレイという人。自分をメンテナンスできるというのは財力があるということですから。そのうえ、旦那に愛されていること。浮気をしない旦那がいる。それが女性の最高峰です!」
SPA!読者には耳の痛い話!?
【進藤やす子氏】
女性文化に鋭い観察眼を光らせるイラストレーター。
著書に『進藤やす子の欲張りワードローブ』(産業編集センター)など
取材・文/ウエノミツアキ 山脇麻生
リサーチ/畠山沙織
イラスト/進藤やす子 テラムラリョウ
― 女の女による[選民意識]が怖すぎる【10】 ―
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