「ムダに話が長い人」の心理と対策
外見よりも中身と人は言う。しかし、飛び抜けた才能も爽やかな性格も、円滑な人間関係があってこそ認められるもの。結局、人の中身は普段のトークで決まるのではなかろうか。人から好かれる第一歩は、実は話し方にあるのかもしれない。
【迷子トーク】結論なき会話の迷宮にイライラが募る
あっちこっちに話が飛び、肝心の結論にたどり着けない。そんな会話の迷子になりがちな人は多い。
「後輩に仕事の経過を聞くと『実はですね、最初に言っておきますが、例の件はもう一度打ち合わせる予定でして、僕の予定は空けているんですが、先方からの連絡待ちで……』という調子で、5秒ですむ話が30秒もかかる」(男性・29歳・金融)
後輩ならまだしも、上司の話を流すわけにはいかないのがサラリーマンの悲しいところ。
「上司は緊張しやすいタチで、取引先への話もあちこち飛んでしまう。私の結婚式でも、20分のスピーチの半分はウ~ッて唸り声でした」(女性・31歳・食品メーカー)
獲って食われるわけでもないのに……。アフター5で悪評高いのは、返事をなかなか言えない人だ。
「飲み会に誘っても返事がはっきりしない同僚。『打ち合わせのあと○○にも行かなきゃならないんだよね。一度会社に戻れば行けるんだけど』って。じゃあ来られないの?と聞くと『たぶん間に合う』って、初めからそう言えよ!」(男性・35歳・ウェブ制作)
自分の話を人に聞いてもらいたい気持ちは誰しも同じ。自分が話している時間は、相手の時間を奪っていることを忘れないでほしいものである。
【迷子トークの傾向と対策】
前置きが長いのは、免責事項を並べて責任を回避したい気持ちの表れ。男性は会話に結論を求めるので、物事を決めるときにぐちゃぐちゃ話をする人は嫌われる。本題から会話に入ることを意識しよう。
イラスト/ヒラマツオ
― 徹底解剖[なぜか嫌われる人の言動]NG大全【4】 ―
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