「突然死する会社」の危険度チェック
5年先まで生き残れる会社と、生き残れない会社の違いとは、一体何なのだろうか。ダメになりやすい会社の共通点を、産業構造、企業風土、財務状況などの観点から探っていく。あなたの会社は大丈夫だろうか?
【あなたの会社の「突然死」危険度チェック】
◆働かないベテラン社員が堂々と放置されている
◆ 「新しいこと」が受け入れられにくい雰囲気がある
◆「仕事をしたふり」がまかり通る。
どうでもいいことを延々と議論したり、形ばかりの作業を優先して、本来やるべきことをしない人間が多い
◆「何か言われるまで放っておく」のが許されるカルチャー
◆新しいムーブメントを見て見ぬふりをする。
言い訳は「マーケットが違うから」
◆儲かっている時期に、それにあぐらをかいて次のステップへの模索を続けようとしない
◆今まで主力だった商品が成熟市場になってしまっても開発費をかけ続けるなど、慣れ親しんだカネの使い方を変えようとしない
◆なんの説明もなく意味不明な人事を行うなど、社員に対する情報開示が少ない
◆「今は皆で力をひとつに合わせよう」など、経営者のメッセージがとことん抽象的
◆経営者と社員が直接コミュニケーションを交わす機会が少ない
◆経営者や幹部の年収を知らない社員が多い
◆上層部の人間がミスをしても無罪放免。責任は取らないし、あやまりもしない
◆学閥がある、中途採用社員を「外部」扱いして冷遇するなど、ヒエラルキー意識が高い
◆異様に早い朝礼、社歌の頻繁な斉唱など、時代遅れの習慣に対して誰もNOと言えない
◆コーヒーメーカーやフロアマットの撤去など、瑣末なコストカットで満足している
◆タクシーやバイク便を自由に使えるなど、行動経費の管理がユルい
◆飛行機を正規料金で乗るなど、社員の金銭感覚がマヒしている
◆安易に外注を使う。何かにつけ、自分たちでやってみようという意識が低い
◆人件費のカットを面倒くさがる。言い訳は「社員のモチベーションが下がるから」
◆能力のない2世を社長に据えて放置するなど、オーナー 一族が暴走している
【診断チェックの数が……】
・0~5 [危険度低]まずまず健康
・6~10 [危険度中]ほそぼそと生き延びられそう
・11~15 [危険度大]5年以内に突然死
・16~20 [危険度MAX]まだ生きているのが奇跡
― [5年以内に消える会社]の判断基準【7】 ―
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