女に「器の小さい男」と認定される意外な言動
外見的特徴、何げない言動から、女は男の人物分析(品定め)をしている。彼女たちがそれを信じている以上、思い込みだ! 偏見だ!との反論もむなしい。その驚くべきプロファイリング理論を拝聴してみようじゃないか
◆うかつなことは言えません、できません『言動・態度』でプロファイル
「くしゃみや咳が大きい人は器が小さい」(28歳・事務)とまあ、生理現象やちょっとしたクセすらも、女たちには格好の餌食だ。
「喋りながらあごひげを触る男は自分大好き」(24歳・アパレル)、「中田英寿のように、手さげカバンを逆手で肩にかつぐ男はナルシシスト」(25歳・金融)と、彼女たちは男の自意識に過剰反応する。
「不良っぽい歩き方をする人は気が小さい」(30歳・営業)、「店員に横柄な態度を取る男性は器が小さい」(38歳・主婦)など、不自然に男らしい行動は完全に逆効果。
予想外に多かったのが、公共の場所で足を開いて座る男性は小心者、というご高説。
「自分の存在を過剰に誇示しないといられない、つまり自分に自信がない。でなければ、まったく空気の読めない人。いずれにせよ、迷惑な存在に変わりはない」(30歳・営業)
「相手と話すときにやたらと腕組みするヤツは大した男じゃない」(36歳・介護)、「周囲に自分の成果を自慢する男は30過ぎても結婚できない」(23歳・販売)など、手厳しい分析は会社の中でも続く。
しかし、「さりげなく彼女や嫁の自慢をする人は、現状の満足度が高いため、仕事にも迷いがなく指示も的確」(37歳・建設)と、適度なリア充アピールは“仕事もできる男”と見なされるようだ。
逆に後ろ向きな言葉が多いと、仕事もできない人と見られがち。「『もし』『だったら』が口グセの人は、自分の間違いや失敗を認めたがらない」(25歳・団体職員)、「『だからお前は!』と言う人に限って自信がない」(33歳・流通)、「『はぁ~?』とすぐに言う男性は、甘やかされて育った人が多い。他人からの意見を受け入れられないのは、母親が言うなりだったから」(36歳・教育)。
なお「よく喋る男、早口の男は自分に自信がない」(40歳・教育)という声の一方で、「口数が少ない人は裏がありそう」(31歳・映像)と真逆の意見もあり、どうすりゃいいんだ!状態なのである。
◆音を立てて食べるのも“天真爛漫”に!?
食事の場面もつぶさに観察されている。意見が割れたのは「箸の持ち方」だ。「箸の持ち方が変だとマザコンが多い」(23歳・学生)という声が優勢だったが、「自由な家庭で育ったため、他人に対してもおおらか」(24歳・飲食)と逆の評価も。その理由はというと、「上野千鶴子が『かつて、箸を正しく持つことが中産階級の証しだった』と言っていて、そう思うと、正しい箸使いができないのは、あまり親に構われなかった家なのか、あるいは、もはやすでにそこそこ裕福な幸せな家庭で育ったのかどちらか」(41歳・自営)らしい。
また、食べ物をクチャクチャ音を立てて食べるのは、「きちんと躾を受けてないから空気も読めない」(26歳・デザイナー)、「食べ方の汚い人は人の気持ちがわからないと思う」(29歳・不動産)ともっぱら不評ではあるが、「その食べ方が天真爛漫に見える。『東京ラブストーリー』の織田裕二がそうだったから」(35歳・事務)と好意的に見る奇特な人も。まあ、これは“イケメンに限る”な話だろうが。
ほかにも「エスコート上手は母親至上主義のマザコン」(26歳・公務員)、「付き合い始めに、頻繁にメールをする男は、移り気も早い」(27歳・飲食)と好感度が高そうな行動がマイナス査定になったり、「車の運転と性行為は似る。同乗者や周囲に気を使える人は、女性への思いやりもある」(34歳・医療)なんて、妙に深い(ような)分析もあって。とはいえ、そのご意見は十人十色。気にしていたら、こちらの身が持ちません……。
※すべて個人の感想です
― 女の独断的「男プロファイリング理論」に愕然【4】 ―
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