コンビニの店頭看板消灯は自粛ムードのせい!?
―[[やりすぎ節電]トホホ白書]―
― [やりすぎ節電]トホホ白書【3】 ―
震災からしばらくの間、店頭看板から灯りが消えていたコンビニ。
「計画停電が実施されていた頃は、時間帯に関係なく節電に努めることが社会の要請であり、企業・個人に関係なく取り組むべきこと、という論調でした。震災直後は、灯りがついていること自体好ましくない、というムードがあったかもしれません。『なぜあの店舗の看板は消えていないのか』といったご指摘もありました」(セブン-イレブン・ジャパン広報)
一方で、4月半ばあたりから関西など東電管内ではない顧客から「店頭看板が消えていると気分が沈んでしまうので点灯してほしい」といった声が上がり始めたとか。また、女性客から「店頭看板がついていたほうが安心」と防犯上の要望が寄せられることも。節電ムードと顧客ニーズの板挟み……苦労がしのばれます。
◆4~5月にかけて段階的に再点灯
とはいえ最近は結構、店頭看板に光が戻ってきたような。
「確かに、多くの店舗で店頭看板の夜間点灯が再開されつつあります。4~5月にかけて、業界団体の日本フランチャイズチェーン協会が店頭看板の夜間消灯を段階的に解除する方針を発表。業界全体で節電に取り組みつつ、必要な夜間照明はつけていこう、と」
「東北・東京電力管内は、9~20時のピークタイムを避けて点灯」(ファミリーマート広報)、「節電を踏まえながら、立地やお客様の要望に応じて、各店舗の判断で点灯」(セブン-イレブン・ジャパン広報)など、対応はさまざまながら、防犯や夜道の歩きやすさに一役買ってきた“街の灯”が戻ってきて、何だかホッとするよね。
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