簡易ホールボディカウンターでも10月まで予約できない!
週刊SPA!8/23発売号「内部被曝測定装置(ホールボディカウンター)はどこまで信用できるのか?」では、放射能の内部被曝を不安視する人々から注目を集めているWBCの計測数値の読み方や使用法を解説する。
取材・文/週刊SPA!編集部 写真/時事通信社
神奈川県の北里大学病院は、緊急性の高い被曝者治療のための二次被曝医療機関として指定されており、ホールボディカウンター(以下、WBC)や除染室などを設置している。そのため、首都圏の一般市民からの問い合わせが殺到。病院側がわざわざ「一般の方々からの依頼については対応できません」とHPで告知している。
子供の内部被曝を危惧する若い母親は不安を漏らす。
「北里大学病院や放射線医学研究所など首都圏でWBCがあるという施設に問い合わせしたけど、どこも受け入れてくれなくて……」
なぜ受け入れできないのか。ある病院関係者はこう釈明する。
「WBCを設置する病院は非常に少ないのが現状。そして、まずは福島から避難された方の検査が優先です。なかなか東京や神奈川の一般市民の方々の対応までは手が回らない」
そんな事情を受けて、一部の病院では“簡易WBC”を利用して、一般の人も対象に内部被曝検査を行うと謳うところも登場した。
そのクリニックに電話してみると、「現在、10月まで予約が埋まっており、取材などにも応じられない」という。
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