更新日:2013年08月01日 16:11
ライフ

「豊胸済み」と見抜かれにくい手術方法とは?

「もっと大きく」「より美しいかたちに」「感度を高めたい」……女性の理想的なバストやボディライン、性へのあくなき探究心に応えるべく、美容整形の技術も日々進歩という。その最新技術と揺れる女の胸の内を探った 【コンデンスリッチ豊胸】高度再生医療を駆使した脂肪幹細胞注入
北村義洋氏

北村義洋氏

 自分の下腹部や太腿などから採取した脂肪細胞を、胸に注入して豊胸する「脂肪注入」。同手術の草分け的存在で20年以上施術に取り組む北村クリニックの北村義洋氏に、その最新事情を聞いた。 「シリコンバッグほど大幅なサイズアップはできませんが、バストの形まで細かくデザイン可能で、異物を挿入しないため安全性が高いのが脂肪注入の特徴です。エックス線でも何も写らないのはもちろん、手触りや見た目で手術を見破られる可能性もまずありません。なお’80年頃に脂肪注入の手術が始まった当時は、注入した脂肪が半分も胸に定着しなかったり、老化した細胞が注入されてしこりや石灰化を引き起こしたりと、問題も見受けられました。しかし近年は、コンデンスリッチ豊胸(CRF)という豊胸術の登場で、その問題も解決されつつあります」  CRF豊胸術とは脂肪細胞を遠心分離して不純物を除去し、若く健全な細胞だけを抽出する方法。 「この技術により、しこりや石灰化のリスクを大幅低減し、同時に従来の手術の2倍近い、約80%の細胞を体に定着させることが可能になったんです。また、固まった脂肪細胞を超音波で遊離させる『ベイザー脂肪吸引』など、脂肪吸引の技術も進化しています」  120万円ほどの費用がかかる同クリニックの手術も、毎月30人程度の利用者がいるそうだ。 「若い方はもちろん、授乳で胸が下垂したり、浮気した旦那を見返したいという方、『死ぬ前にもう一度恋をしたい』という80代の方もいますよ(笑)」 ⇒【写真】コンデンスリッチ豊胸のビフォアー・アフター
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=474200
バスト

【before(左)⇒after】脂肪の注入量や部位を自在に調整できるため、形を整えたり、ハリを出したりと、自然に体形にフィットしたバストに

【北村義洋氏】 ’92年に東京・八重洲に「北村クリニック」を開院。バストアップや若返りなどさまざまな美容整形を手がける。著書に『最新ボディメイク』『ドクターが語るバストアップの最新技術』など ― 男が知らない 美しい[バスト&女性器]のつくり方【2】 ―
最新ボディメイク

体の悩みはこれで解決

おすすめ記事