東京五輪を逃したときすべき投資法とは?
いよいよ五輪の開催地が決定する。ダレ切った夏枯れ相場を活気づける一番の材料になるのは間違いなし! 前回までは今から買っておくべき五輪銘柄について解説したが、そもそも五輪招致レースは接戦。スペインやトルコに決まる可能性だってある……。
⇒【前回】 「東京五輪を見越して9月7日以前に仕込むべき株」https://nikkan-spa.jp/499734
◆トルコorスペイン五輪そのときのシナリオは
「大成建設はトルコの海底トンネルを建設中です。古い話ですが、トルコに決まれば見直される可能性も」(SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏)
東京&トルコにダブルでベットできるのが大成建設なのだ。
「あるいは原子力発電所の輸出先としてトルコが候補にあがっていますから、日本製鋼所や木村化工機などの原発関連銘柄が改めて注目される可能性も」(同)
東京以外だったら、「日本株だったら直接的に恩恵を受けるのは旅行代理店くらいでしょう」とは元三菱UFJ証券アナリストの有賀泰夫氏。だったら、個別銘柄より、株価指数に目を向けてもいい。
「過去の招致決定地は1年以内に株価上昇局面があるわけですから、ETFやCFDを使ってスペインやトルコの株価指数を買っておくといいかもしれません」(藤本氏)
【藤本誠之氏】
SBI証券。銘柄的中率の高さ、福々しいご尊顔から「相場の福の神」のあだ名を持つ。SBI証券で定期的にリポート、コラムを配信中
【有賀泰夫氏】
H&Lリサーチ。三菱UFJ証券などでアナリストとして活躍したのち、独立。月次の売り上げや収益をもとにした小型株の分析に定評
取材・文/高城泰(ミドルマン)
― 祝・東京五輪(予定)![9月7日以前]に仕込むべき株10選【3】 ―
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