アイドルプロデューサー、攻略すべきは“カネ”と“人”!?
アイドルが割拠する今、「アイドルになりたい」という女のコの夢のハードルは下がり、同時に「アイドルを育ててみたい」という本懐を遂げるチャンスも増えている。本特集では、素人ながらアイドルのプロデュース業を始めた人々の紆余曲折と喜びを紹介。膨張し続けるアイドル業界。これを読めばキミもアイドルプロデューサーになれる!?
◆アイドルプロデューサー、攻略すべきは“カネ”と“人”!?
「初期費用をかけず、アイドルのプロデュースを始めることはできます。むしろメジャーよりも、インディーズのほうが儲かる可能性、そして活動の自由度の高さがある」
と語る「青SHUN学園」プロデューサー・SHUN氏。
とはいえ、注意すべきはやはり、カネと人だという。
「華やかに見える業界で、人脈がモノをいうのも確か。が、人を間違えると大変。目立てば、いろいろな人が寄ってきますし、メンバーにも水面下で接触する業界人も出てくる。仰々しいと思ってもまず、交通費や物販の支払いなども含め契約書を交わすべき」
メンバー含め関係各所と交渉し人間関係を築きつつ、コンセプトに合わせ、衣装に楽曲、ダンスを考案。ライブではキャパと動員力、チケット代のバランスに頭をひねり、物販が伸び悩めば新たな企画を考え……眼前の課題をクリアし、アイドルとともに己もバージョンアップ――我が身でプレイするハードモードのゲームの攻略感がプロデューサーの快感、なのかも。
<すごろく>アイドルプロデューサーへの道のり
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=538623
【SHUN氏】
シンガー・ソングライターで、地方からメジャーまで数多くのアイドルに楽曲提供を行う。九州・福岡のアイドルグループ「青SHUN学園」の学園長(プロデューサー)を務め、同グループは年末から全国クアトロツアーがスタートし、2014年1月25日には東京・日本青年館で単独ライブを開催。それに合わせ12月30日、全30曲入りの2枚組ファーストアルバム『力の限り!!!』もリリース。詳細はhttp://ameblo.jp/ccmail/
取材・文/小山田裕哉 高島昌俊 古澤誠一郎 撮影/岡戸雅樹 落合星文 図版/松崎芳則(Muse Graphic)
― 素人でも[アイドルプロデューサー]になれる!【6】 ―
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