「スマートウオッチ」はダメでも「GoogleGlass」はあり?
ガジェット好きの間では注目を集めるスマートウオッチ。物欲はそそられるウエアラブルガジェット。一般に浸透する可能性はある?
◆Google Glassは使える? ほかのウエアラブルガジェットの可能性
ウエアラブルガジェットは何も腕時計だけではない。「Google Glass」をはじめ、例えば指輪やブローチ、帽子など、もしスマートウオッチが成功すれば、今後あらゆる身につけるガジェットが出てくる可能性がある。
「Google Glass」に関しては、デジタル機器に詳しい竹村譲氏、辛口ブロガーとして知られる山本一郎氏の両者ともが高く評価していた。
「『Google Glass』は、ガジェットを身につけるという観点では、腕時計よりも可能性を感じました。例えば、メガネから見える風景に矢印を表示させて、そのままに進んでいけば迷わない、といったカーナビのような機能も実現できるかもしれません」(山本氏)
また、スマートウオッチに対してポジティブな姿勢である竹村氏も、「果たして“腕時計”の形が正しいのか”という疑問はあるんです」と懸念を示し、「Google Glass」をはじめとしたほかのウエアラブルガジェットの可能性にも期待をかけている。
「ただ、身につけるとなると、どうしてもサイズが小さくなっていくんですよね。その考えを突き詰めると、体の中に埋め込むことになってしまいますが。今はさまざまな反対があるので実現の可能性は低いかと思いますが、体内ガジェットがもしもこの先実現すれば、頭の中で着信操作などができるようになるかもしれませんね(笑)」
【竹村 譲氏】
ガジェットライター、非常勤大学教授。衝動買いしたガジェットなどについて、ASCII.jpやケータイWatchに寄稿している
【山本一郎氏】
投資家、イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。著書に『リーダーの値打ち』(アスキーメディアワークス)など
取材・文/朝井麻由美
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