ファストフード業界が「シカ肉食材」に注目
農作物や在来種に被害をもたらし、生態系を脅かす鳥獣たち。しかし、見方を変えれば「害獣」は高級食材でもある。工夫次第で益獣となりうるこれらを実際にいただいて調査してみた!
◆ファストフード業界も鹿肉食材に注目!
シカによる農林産物の被害に悩まされる三重県。国内最大のカレーチェーン、カレーハウスCoCo壱番屋とコラボし、被害軽減のために捕獲した鹿肉を使ったカレーを県内全30店舗で提供中。
「牛や豚に比べてまだ一般的ではないシカですが、より多くの人に食べてもらうために、カレーに鹿肉を使えないかと思ったんです」(三重県フードイノベーション課)
CoCo壱番屋は、これまで地域限定のメニュー開発に積極的に取り組んできたこともあり、県からのオファーを快諾。現在販売中の「CoCoだけシカ食べられないカレー」は、豚肉をベースに県産鹿肉のミンチと鈴鹿産のキノコ、はなびらたけを加えたハムカツをイメージさせるトッピングが載るひと皿。
「カレーと一緒に食べておいしくなるように何度も試行錯誤を繰り返しました」そう。
カレーが目の前に運ばれて、まず驚いたのはトッピングのデカさ。130gもあり、男性でも十分に満足できるボリュームだ。
まずはトッピングの上にカレーをかけてひと口。おおっ、この深みのあるコクは鹿肉ならでは。はなびらたけのコリコリとした食感も心地よいアクセントになっている。お世辞抜きでマジ旨! しかし残念なことに「CoCoだけシカ食べられないカレー」は12月31日までの期間限定。まだ食べていない人は急げ(三重県まで)!
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=557189
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