更新日:2014年02月11日 16:17
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[日経新聞投資]は法制度の変更が狙い目

日経新聞の読み方一つで必勝銘柄がわかる先読み投資法をSBI証券のシニアマーケットアナリストの藤本誠之氏が伝授する! ⇒【前回】「日経新聞[先読み]投資とは?」
https://nikkan-spa.jp/578331
◆中面の見出しから買い銘柄を連想する  日経新聞の中面を見ていくと、他紙には掲載されていない株投資に優良な先読み情報が潜んでいるという。 日経新聞「例えば、昨年12月20日付の朝刊に載った首都直下型地震の被害想定見直しに関する記事ですが、他紙ではその被害規模や災害シミュレーションについての見出しが躍りました。しかし、日経新聞は『感震ブレーカー配備提言』という見出しを入れ、政府の諮問機関が家庭用ブレーカーをすべて変更すべしと提言したという記事でした。ここから少し検索すれば、ブレーカー大手が日東工業(6651)だとわかります。法規制が変更されるどうかはともかく、投資家が読む日経新聞にブレーカー需要の拡大を期待させる記事が出れば、日東工業に連想買いが入りやすくなりますよね」  日東工業は、同記事が出た日から1か月で約25%上昇。産業寄りの目線で記事を掲載する日経新聞だと、投資への連想も働きやすい。 「投資家目線だと社会面は気に留めない人も多いかもしれませんが、事故や災害は法制度の変更につながることも多いので注目です」  もちろん日経ならではの経済記事にも半歩先のヒントがある。 「原料価格の記事は決算を先読みする有力な手がかりになります。それも金や原油のような誰もが見ている商品ではなく、卵や食肉といったマイナーな商品の価格。ここから『材料費の上昇で関連する飲食銘柄は厳しくなるな』と連想できるわけです」  こうした商品価格動向は、中面のマーケット商品面にある。ざっと見出しに目を通しておこう。 ⇒【次回】「日経新聞の連載コラム『私の履歴書』を投資に活かせ」に続く
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<ほかにもあるぞ!日経先読み事例> ●掲載記事「飲食店バイト時給上昇」 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=579027 日経新聞時給上昇の理由は新規出店増加による人手不足。飲食店には悪材料も求人関連には好材料。ここから藤本氏はアルバイトタイムスを推奨した ●掲載記事「わかる財務 見えざる資産の素顔(1) 不動産の含み益」 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=579028 日経新聞含み益を抱えた不動産を保有する銘柄が紹介された記事。含み銘柄として周知のJR東日本やNTTではなく、印象が薄い松屋が買いだ 【藤本誠之氏】 SBI証券シニアマーケットアナリスト。日経から見つけた注目銘柄をSBI証券やヤフーファイナンスで毎朝更新。「藤本が言えば、上がる」といった動きも散見されるほどの注目度だ ― たった15分 日経新聞[先読み] 儲ける投資法【2】 ―
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