セレブ御用達ファッションビルの「女性用トイレ」が近寄りがたい
「女性専用」と聞くと心ときめくと同時に、女性同士ならではのトラブルなんかも想像したくなる。昨今増える一方の女性専用○○の実態を確かめるべく、SPA!女性記者たちが潜入しまくってみた!
◆トイレの会員制スペースに見え隠れする選民意識【ファッションビルのトイレ】
さっさと用を済ませてトイレを出る男性と違い、なにかとトイレにいる時間が長いのが女性。特に各ショッピング施設では、購買意欲の高い女性により長く滞在してもらうために女子トイレの快適化に力を入れている。
中でも力を入れまくりと噂の渋谷のセレブ御用達商業施設のトイレに行ってみた。入り口はまるで洒落たブティックのようなデザイン。奥へ進むと広々と明るいパウダールームがあり、手洗い場にはクリームなどのアメニティも充実。入り口脇にはソファと自動販売機が。用を足した後はここでジュースでも飲んで休憩するということなのか? トイレなのに……。
パウダールームには2組のママ友がいた。お互いの子育ての苦労話を延々と話しており、どこか近寄れない雰囲気。それもよく聞くと、どこそこのブランドがいい、どこそこの保育園がいい、など知識の披露大会にも見える。これが“マウンティング”(=自らの優位性を誇示すること)というやつだろうか……。
また、このトイレ横には施設のカード会員オンリーのパウダールームがあり、フットマッサージや酸素バーなども用意されている。中を覗くと化粧直しをする女性やソファに陣取る中年女性が、長時間動こうとしない様子。“会員制”という選民意識も手伝ってなのか、ママ友トーク以上に近寄りがたい空気になっていたのだった。
― 話題の[女性専用○○]に潜入してみた!【2】 ―
ハッシュタグ