「裏アカウントだから何を書いても平気」という考えは危険
ミクシィで自爆したことがあるというライターの中村雅子さん(仮名.27歳)。
「当時、ミクシィにアカウントを2つ持っていて、裏アカでは『あの上司、むかつく! 死ね!』『給料が安すぎ! 時給を上げるためになるべく働かない!』とか、仕事の愚痴を書き込んでいたんです。で、あるとき、仕事で取材募集をかけるときに、表アカウントは使いたくなかったから、裏アカで募集をかけたんです。そしたら、日頃の日記がよくなかったんでしょうね、『お前みたいな性格の悪いヤツの取材募集なんて誰が協力するか!』と大炎上してしまって」
分刻みで知らない人たちから送られてくる「死ね」「お前みたいな性格の悪いヤツがミクシィを使うな」というメールに恐怖を感じ、即行アカウントを削除。
「匿名だから、プライベートには影響がなかったんですが、心理的なダメージはかなり大きくて。それ以来、絶対にホンネはウェブではつぶやけなくなりました……」
ときにホンネをつぶやくことは精神衛生上大事だが、「裏アカだから何を書いても平気」という考えは捨てたほうが身のためかも?
イラスト/和田海苔子
― (裏)アカウントで女のホンネが大暴走【13】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ