「この街、何にもネタになんないや」異色のグルメマンガ『ゴハンスキー』清野とおる先生の取材に密着
週刊SPA!でマンガ「ゴハンスキー 」を連載中の清野とおる氏。単においしいだけではなく、コンビニで入手可能な食品や超個性的な飲食店、トラウマ飯(※強烈な体験をきっかけに食べられなくなってしまった料理や食材)を取り上げるなど、ただならぬノンフィクショングルメマンガとして話題だ。
果たして作品はどうやって作られているのか、ゴハンスキー取材に同行させてもらった。
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集合場所は、清野氏が普段ネタとして扱ってきた街とは真逆で、何ら接点のない「表参道」。たまにはこういう街でネタ探しをしてみようという意図らしい。取材地では、まず最初に、神社仏閣に行くということで、駅付近の善光寺へお参りに。
その次に向かったのは「コミューン246」というオシャレな雰囲気の屋台村。ふらりと入ってみると偶然、お猪口と徳利でおいしそうにお酒を飲んでいる若者を目撃。「俺もココでアレをやりたい!」と、お店を片っ端から尋ねて回るが、そんな店、なかなか見つからず、店員からは怪訝そうに「扱ってないです」と冷たくあしらわれる。ようやく発見するも、この時点で「心が折れました。もう帰りたい」と憔悴している。
連載には100円ローソンの干しほたいるかやスーパー銭湯の激ウマ蕎麦など、おいしそうなものがたくさん登場し、ネット上でも話題になっている。そこで、好きな食べ物や食へのこだわりを聞いてみると、「特にないっすね。それより、表参道は落ち着かない。この街、何にもネタになんないや」と吐き捨て、店を飛び出た清野氏。トラウマ飯とはこうして生まれるのかもしれない。
その後、8kmほど徘徊して入った大衆チェーン居酒屋で「あ~落ち着く。帰ってきたって感じっすね! 結局、こういう店が一番落ち着きますわ!」と、この日一番のいい笑顔を見せた。
苦手とする街でも果敢に突入する飽くなき探究心。清野氏にかかればこの日の苦い思い出もまた、ファンを魅了する独特のグルメワールドに繋がるのかも。
― あの[マンガ飯]を実際に食べてみた ―
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